レストモッド 至高の3台対決 アルファ vs ポルシェ vs ジェンセン 中編

公開 : 2019.11.17 11:50

レストモッドと呼ばれる車両をご存知でしょうか。過去の名車と最新技術の融合によって生み出されたこうしたモデルでは、現代の路上で通用する十分なパフォーマンスと、古き良き時代のクラフツマンシップを同時に味わうことが出来ます。今回は至高の3台をご紹介します。

もくじ

舞台は一般道
ポルシェ ほぼ問題なし
アルファ ヘッドライトが問題
ジェンセン ほぼ落第?
アルファ 思わず汗ばむ
ジェンセン 意外なトラクション性能

舞台は一般道

サーキットでの1日はあっという間に終了し、異臭を放つブレーキがトラブルの予感を感じさせるかのようだ。だがこの3台に「ブラボー」という以外にかけるべき言葉などあるだろうか?

この3台は大掛かりなモディファイが決して見た目だけの問題ではなく、確かに驚くべき効果を発揮するということを証明してくれたのだ。

レストモッド
レストモッド

だが、ここからは違った種類の厳しいテストが待っている。今夜の宿はここから80kmほど西にいったカーマーゼンの街だが、その前にディスデールとともにアルファとジェンセンの2台に乗って、東に80kmの距離にあるマゴーのサービスエリアへと車両を移動させる必要がある。

簡単な仕事だと思うかも知れないが、道中はほとんどが暗く寒いラッシュアワーの時間帯であり、最新のモデルであればまったく問題ないが、われわれがステアリングを握るのはクラシックモデルなのだ。

ポルシェに乗って西へと向かうプライアーの旅がどんなものになるかは予想がついていた。まだ暗く夜も明けきらない午前6時にスタートしたあと、今朝ミッドランズから南ウェールズまでこのクルマを運転してきたのはわたし自身なのだ。

だが、筋力を要する操作系と盛大なサウンドを響かせるエグゾーストにもかかわらず、この御年47歳の911は非常に運転が容易なモデルだった。ブレーキは素晴らしく、ヘッドライトとワイパーも見事な働きを見せるこのクルマは、多くの点でまったくその古さを感じさせない。

ポルシェ ほぼ問題なし

このクルマの低くしたトーションバー式サスペンションは、鋭い路面不整に出会うとややぎこちない様子を見せ、そのステアリングを1/4回転以上させるにはかなりの腕力が必要だったが、それでもこうした点を除けば、思わずタットヒルにこの個体とは違ったポルシェを発注してみたいと思うに違いない。

つまり、どんなカスタマイズも思うがままであり、タットヒルでは古い911は最高のベース車両だと話している。

タットヒル・ポルシェの現代的なフィールは印象的だった。
タットヒル・ポルシェの現代的なフィールは印象的だった。

キャブ式のエンジンは滑らかでトルクとキャラクターに溢れるとともに、パフォーマンスも十分であり、唯一気掛かりだったのは長距離を巡航したあと、スピードを落とした時にストールし易いことだけだった。

低回転からアクセルを踏み込んでいく場合にはガソリンのオーバフローに注意する必要があるが、小気味よい操作感を持つギアボックスでは、昔懐かしいダブルクラッチとともに、相応しいタイミングでのシフト操作も容易に行うことができる。いずれにせよ、そのどちらの操作にもすぐに慣れるだろう。

その他に気を付けるべきは間違ってオイルタンクにガソリンを入れないようにしなければならないとうことだけだ(運転席側ドアの直ぐ後ろにあるオイルフィラーキャップはEシリーズ911における特徴のひとつだ)。

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