独BMWグループ アップル・カープレイの有料化を取り止め

公開 : 2019.12.11 17:50

愛車で利用しているアップルカープレイ。課金制にするかどうかの議論に、動きがありました。独BMWグループでは、有料化を取り止めます。

年間利用料、廃止へ

BMWグループが物議をかもした決定を、覆すことになる。アップル・カープレイを、BMWで利用するユーザーに課せられていた利用料が廃止されるのだ。

2018年から使用が始まったBMWの最新オペレーティング・システム「7.0」。

BMWグループは、アップルカープレイの利用は、初年度のみ無料としていた。
BMWグループは、アップルカープレイの利用は、初年度のみ無料としていた。

アップル・カープレイを利用するのに、初年度は利用料が掛からない。

しかし1年後には、ユーザーはiPhoneとの同期を行えなくなるか、または、年間85ポンド(1万2000円)を支払う選択を迫られていた。

ところが独BMWグループは今後、iPhoneとの同期には、最新インフォテインメントを搭載する全モデルで、生涯無料にする考えを示した。

すでに支払ったユーザーは?

すでに1年、3年の枠を購入した顧客もいるのだが、彼らには、代わりに無料の無制限枠が提供されるという。

当のアップルはというと、自動車メーカーにカープレイのライセンス料を請求していないと主張している。

今回BMWグループでは、アップルカープレイのサブスクリプション料を廃止する考えを示した。
今回BMWグループでは、アップルカープレイのサブスクリプション料を廃止する考えを示した。

ただ、実際のところ、クルマのディスプレイ画面にカープレイ機能を組み込むにはコストが発生している。

多くのメーカーは、その費用をリース/販売価格におりこんできた。BMWは、この費用を顧客に負担する選択をした最初のメーカーだった。

おすすめ記事

 

自動車ニュースの人気画像