北京モーターショー:ランボルギーニ・ウルス

公開 : 2012.04.24 18:04  更新 : 2017.06.01 00:55

売上高を今の3倍にする計画を持っているランボルギーニにとって、2016年に生産に入る4×4モデル、ウルスは非常に重要なモデルである。年間1500〜2000台の生産のアヴェンタドールとガヤルドの上を行く、年間3000台の販売をこの贅沢な4×4モデルに課している。

「ランボルギーニは安定した販売をと収益性を確実にするため、3本目のモデルが必要だ」とは社長、シュテファン・ヴィンケルマンの弁。「われわれはあらゆるカテゴリーを研究したが、4×4モデルが成功するための最高のチャンスを提供することは間違いない。スーパースポーツは、非常に周期が早く、景気に左右されやすく、また新型車のデビューにも敏感だ。従って、ランボルギーニが長期の収益性を確保するためには、スーパースポーツに頼らない、幅広い顧客が必要なのだ」と。

ヴィンケルマンはウルスのライバルをBMW X6Mとレンジローバーとした。そして、それは150,000ポンド(1,960万円)という価格になりそうだ。

「ほとんどの既存のランボルギーニのオーナーも、彼らのガレージにはスポーツ・ユーティリティ・ビークルが収まっていることをわれわれの調査でわかった。従って、これは既存のスーパーカー事業の完全なる拡大なのだ」とヴィンケルマン。

ウルスは、ランボルギーニのコードネームLB736という名で開発が進められている。生産バージョンは、コンセプトカーのように24インチという大きなホイールではなくなりそうだで、より快適なキャビンを持つと情報筋は語っている。

アウディQ7や、ベントリー・ファルコン(EXP9F)、ポルシェ・カイエン、そしてフォルクスワーゲン・トゥアレグと同じ4WDベースを持つ。

「経費と投資の面からしても、共有のプラットフォームであることは重要だ。」とランボルギーニのエンジニアリングの責任者、マウリツィオ・レッジアーニは言う。「但し、ライバルに比べて軽量化をめざすため、アルミニウム・シャシーにカーボンファイバーを組み合わせることを考えている。」

そのような方法は、2014年にデビューする第2世代のアウディQ7で既に開発されている。新しいQ7は、初代Q7よりも250kg軽量に仕上がっているという。

ウルスのボディ・サイズは、全長4990mm、全幅1990mm,全高1660mmで、BMW X6Mと比べると114mm長く、7mm広く、24mm低い。乗り降りはしやすいとレッジアーニは言う。また、フロントシートの高さはアウディQ7と同等だという。

エンジンはおよそ600bhpということだが、詳細を明らかにすることはなかった。しかし、4.0リッターV8ツインターボのエンジンと組み合わせられるプラグイン・ハイブリッド・モデルはラインナップに加わるはずだとAUTOCARは見ている。

トランスミッションは7速デュアル・クラッチで、トルセン・トルクセンシング4WDシステムが組み合わせられる。

ランボルギーニは、最も速い加速を見せる4×4モデルだと主張している。X6Mの0-100km/h加速4.7秒を打ち負かすタイムを叩き出すと共に、トップ・スピードは4×4にタイヤを提供しているメーカーの保証している最大値である300km/hを記録する。

CO2排出量も、ライバルを上回る数値を確保するとレッジャーニはコメントしている。もちろん、スタート・ストップ・システムや回生エネルギー・システム、電気制御ステアリングなどが採用されることになる。

オフロード性能を保つために、カイエン・ターボと同様に最低160mmのグランド・クリアランスが確保されている。

ちなみにウルスとは長年の伝統に基づいた名前で、スペイン育ちの雄牛の名前である。

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