力強く美しく、サスティナブルに PHEVのランボルギーニ ウルスSE 国内初公開

公開 : 2024.05.24 17:05

2024年5月23日 ランボルギーニ・ジャパンは、PHEVのスーパーSUVであるウルスSEを公開。パフォーマンスのみならずデザインも大幅に洗練、ウルスは当面PHEVのSEのみに一本化の予定。

DARE TO LIVE MORE「もっと思い切って生きよう」

ウルスSEはランボルギーニ・ウルスのPHEVモデルでありランボルギーニにおいては昨年発売のレヴエルトに次ぐ2台目のPHEVとなる。パワーユニットは4リッターV8ツインターボエンジン(最高出力620ps、最大トルク81.6kg-m)に電気モーター(最高出力192ps、最大トルク49.3kg-m)をドッキングすることでシステム最高出力800ps、システム最大トルク96.9kg-mを発生。パワーウエイトレシオは3.13kg/psで最高速は312km/hをマークし、スーパーSUVの頂点に君臨する。

さらに、車体の中央には電動トルクベクタリングシステムを初搭載し前後の駆動トルク巧みにコントロールすることでレーストラックからオフロード、さらにはドリフトまで完璧にこなすことができる。これだけのパフォーマンスを発揮してもガソリンエンジンのウルスSからCO2排出量を80%削減しているというから驚きだ。

ランボルギーニ・ウルスSE
ランボルギーニ・ウルスSE    小川和美

デザインにおいてもガヤルドやレヴェルトなどの文脈を継承しつつも闘牛の尾からインスピレーションを得た新しい意匠のライトシグネチャーや、新デザインのバンパーおよびグリル、テールランプ、ディフューザーにより個性的なスタイリングを表現、エアロダイナミクスも最適化されているという。

テーマでもあるDARE TO LIVE MORE「もっと思い切って生きよう」に尽きる。

コル・タウリ戦略

コル・タウリとはラテン語で「雄牛の心臓」を意味し、おうし座の中で最も明るい星を指す。つまりコル・タウリ戦略とは電動化の未来というランボルギーニの方向性を示すとともに、ランボルギーニがブランドの心臓部とその魂に常に忠実であり続けることを表しているという。

このコル・タウリ戦略は順調に進んでいるそうで、今年後半にはハイパフォーマンスカー「ウラカン」後継のPHEVモデルの発表を予定しているとランボルギーニ・ジャパンのダビデ・スフレコラ代表は語る。

ランボルギーニ・ジャパンのダビデ・スフレコラ代表
ランボルギーニ・ジャパンのダビデ・スフレコラ代表    小川和美

コル・タウリ戦略は3つのフェーズに分かれており
1.内燃機関への賛辞(2021年~2022年)
2.ハイブリッドへの移行(2024年末まで)
3.初代フル電動ランボルギーニ(2026年~2030年)

計画通りに進行しているとすれば今年中にハイブリッドへの移行が完了することになる。

記事に関わった人々

  • 撮影

    小川和美

    Kazuyoshi Ogawa

    1986年生まれ。クルマ好きの父親のDNAをしっかり受け継ぎ、トミカ/ミニ四駆/プラモデルと男の子の好きなモノにどっぷり浸かった幼少期を過ごす。成人後、往年の自動車写真家の作品に感銘を受け、フォトグラファーのキャリアをスタート。個人のSNSで発信していたアートワークがAUTOCAR編集部との出会いとなり、その2日後には自動車メディア初仕事となった。
  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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