560bhpのフォルクスワーゲン・ビートル・ラリークロス

公開 : 2014.02.07 20:30  更新 : 2017.06.01 02:14

今までで最もパワフルなフォルクスワーゲン・ビートルがシカゴ・モーターショーで公開された。このモデルは、今年暮に行われるグローバル・ラリークロス・チャンピオンシップ(GRC)に出場するためのマシンで、デビューは6月にテキサス・オースティンで開催されるXゲームとなる。

フォルクスワーゲンはそのテクニカル・ディテールについては一切公表していないが、560bhp以上を発揮するダイレクト・インジェクションのTSIエンジンが搭載されるものと予想される。プロダクション・モデルで最もパワフルなビートルは、ゴルフGTIをベースとした207bhp、28.5kg-mのエンジンを搭載するビートルGSRだから、その3倍近いパワーとなる。

スペシャリストであるVWヴォーテックスは、昨年、 “スーパー・ビートル” というネーミングを持つモデルを発表している。これは、ゴルフRの4WDシステムを持ち、エンジンには500bhpを発揮する2.0ℓEA888を搭載したモデルだ。この新しいラリークロス・マシンも “スーパー・ビートル” のネーミングが与えられているが、VWヴォーテックスとの関係性は明らかにされていない。

このスーパー・ビートルは、結局中止されたが昨年、バルセロナで行われるはずだったXゲームで、カルロス・サインツがドライブする予定だったポロRラリークロスから技術的なインスピレーションを受けているという。そのポロRラリークロスは、550bhp、86.7kg-mのパワー、トルクを持ち、0-96km/h加速が2.0秒というモンスター・マシンだった。

スーパー・ビートルの開発は、フォルクスワーゲンと、インディカーおよびF-1で活躍したマイケル・アンドレッティ率いるアンドレッティ・オートスポーツが共同して行っている。チームは、タナー・ファウストとスコット・スピードの2人のドライバーのために2台を製作する予定だ。なお、GRCは5月にバルバドスで開幕戦を迎える。

フォルクスワーゲンが初代ビートルを北米に輸出してから今年が65周年となる。それ以来、3世代のビートル全体で550万台以上が北米で販売されている。また、ビートルのコンペティション・モデルはこれが最初ではない。ジェンソン・バトンの亡父、ジョン・バトンを始めとする数人のドライバーは、1970年代、英国およびヨーロッパでのラリークロスに、初代ビートルをベースとしたマシンで出場しているのだ。

関連テーマ