【プラットフォームも一新】ヒュンダイ・サンタフェ1.6T-GDi HEVへ試乗 フェイスリフト

公開 : 2021.06.15 08:25

プラットフォームまで改良が加えられた7シーターのSUV、サンタフェ。電動化技術を搭載しリフレッシュされた4代目を、英国編集部が評価しました。

登場から2年半でのフェイスリフト

text:Richard Lane(リチャード・レーン)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

 
4代目ヒュンダイ・サンタフェの登場から2年半。7シーターのSUVが早々にフェイスリフトを受けることになった。急いで変更したい部分があったのだろうと、勘ぐってしまう。

2018年後半に英国での販売が始まった現行のサンタフェだが、デザインはリフレッシュされ、プラットフォームはほぼ真新しいものに置き換わっている。エンジンのラインナップも、電動化技術が幅広く導入された。

ヒュンダイ・サンタフェ1.6T-GDi HEV 4W(英国仕様)
ヒュンダイ・サンタフェ1.6T-GDi HEV 4W(英国仕様)

ヒュンダイの戦略の方向性が変わったのだろう。同時に自動車業界は、信じられないほどのハイスピードで変化している。その流れを読むヒュンダイは、じっとしていられなかったのかもしれない。

CO2の排出量が比較的高かった、2.2Lのディーゼルエンジンは終了。小排気量のガソリン・ハイブリッドに置き換えられた。さらにN3と呼ばれるプラットフォームを採用することで、製造効率も大幅に向上させているようだ。

サンタフェが競合とする、中型SUV市場は競争が激しさを増している。プジョー5008にランドローバー・ディスカバリー・スポーツ、トヨタRAV4、ホンダCR-Vなど、いずれも実力派が顔を揃えている。勝負は楽ではない。

エンジンとプラットフォーム以外にも、変更点は少なくない。ホイールベースは2765mmと変わりないが、2列目シートの足もと空間は34mm広がっている。車内の幅も広がり、空間には一層ゆとりを感じるようになった。

実用性や車内の快適性は高い

2列目シートは前後にスライドも可能で、3列目シートの空間と譲り合うことも可能。またボタンに触れるだけで、ほぼ完全なフラット状態に折り畳まれる。シートレイアウトの多彩さでは、サンタフェはこのクラスの中でも上の方に属するといえる。

運転席周辺の基本的なデザインは、フェイスリフト前と大きな違いはないが、センターコンソール付近はすっきり整ったように思う。肉厚で、滑らかに傾斜しダッシュボードと融合する。その頂部には、10.3インチのタッチモニターが置かれている。

ヒュンダイ・サンタフェ1.6T-GDi HEV 4W(英国仕様)
ヒュンダイ・サンタフェ1.6T-GDi HEV 4W(英国仕様)

メーターパネルは、12.3インチのモニター式が標準装備。車内パネルの多くはソフト加工されており、触れた時の感触は良い。硬いプラスティック製部品も残ってはいるが、フィット感や仕立ての水準は充分に高いといえるだろう。

シートの質感にも優れ、運転席からの視界も良好。このクラスとしては、快適さや居心地の良さでは不足のないインテリアだと思う。

一方で、サンタフェの動的な性質に目立った訴求力はない様子。ヒュンダイがスマートストリームと呼ぶ新しい1.6Lのガソリン・ターボエンジンには、58psの電気モーターが組み合わされている。トランスミッションは自社製の6速ATだ。

ちなみにプラグイン・ハイブリッド(PHEV)版もあり、そちらの電気モーターは91psに強くなる。

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