【完成度上位のPHEV SUV】ランドローバー・ディスカバリー・スポーツP300eへ試乗

公開 : 2021.06.01 08:25

優れた能力をモダナイズする、PHEVと新インフォテインメント・システムを獲得したディスカバリー・スポーツ。英国編集部による評価です。

もくじ

1.5Lの3気筒ターボに電気モーター
最も小排気量でありながら最もパワフル
スマホのようにわかりやすいタッチモニター
SUVのPHEVとして完成度は上位に入る
ランドローバー・ディスカバリー・スポーツP300e(英国仕様)のスペック

1.5Lの3気筒ターボに電気モーター

text:Felix Page(フェリックス・ペイジ)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

  
英国編集部は、ディスカバリー・スポーツのプラグイン・ハイブリッド(PHEV)版をかなり気に入っている。英国では2020年末に発売が始まった。

ランドローバーはあまり大きく主張しないものの、モデルとして小さなリフレッシュも受けている。今回は改めて、ディスカバリー・スポーツP300eへ試乗してみたい。

ランドローバー・ディスカバリー・スポーツP300e(英国仕様)
ランドローバー・ディスカバリー・スポーツP300e(英国仕様)

PHEVのメカニズムは、基本的には同時の発売となったレンジローバー・イヴォークのPHEV版と同じ。ディスカバリー・スポーツP300eにも、前輪を駆動する1.5L 3気筒ガソリンターボのインジニウム・ユニットと、リアタイヤを駆動する電気モーターが載る。

システム総合で、309psと54.9kg-mを発揮。駆動用バッテリーの容量は15kWhで、EVモードでの航続距離は69kmがうたわれる。

電気モーターは低回転域からトルクが太く、オフロード走行でも有利。ランドローバーに3気筒と聞くと頼りなく感じられるかもしれないが、心配はいらないだろう。

2021年版として新しいのが、ピヴィ・プロと呼ばれるインフォテインメント・システムの獲得。2019年の新ディフェンダーから登場したシステムで、現在ではほとんどのランドローバー製モデルに採用されている。

ディスカバリー・スポーツやランドローバー・イヴォークのトリムグレードは、英国では2021年から新しくなった。ブラック・エディションとオートバイオグラフィー・エディションがトップグレードになる。

最も小排気量でありながら最もパワフル

今回試乗したのは、上から2番目のRダイナミック SE。PHEVのP300eを選択すると、英国での価格は5万1895ポンド(778万円)と結構な金額になってしまう。

そのかわり、純粋な内燃エンジン・モデルより燃費性能は高く、CO2の排出量が低いため英国では税制でも有利。長く乗るほど、経済的なメリットは受けられる。

ランドローバー・ディスカバリー・スポーツP300e(英国仕様)
ランドローバー・ディスカバリー・スポーツP300e(英国仕様)

Rダイナミック SEの標準装備は、ピヴィ・プロのほかにスポーティなボディキットとインテリアのアルミニウム製トリム、ダイナミック・ウインカー、電動リアハッチ、固定式のパノラミック・グラスルーフなど。

フロントシートは12ウェイの電動レザー。ヒーターも内蔵される。

3気筒エンジンと電気モーターのランドローバーだからといって、構える必要はない。とても運転しやすい。

魅力的なリズムを打つ3気筒は、単独でも充分に力があり、クルージングは静かに仕事をこなす。市街地を縫っている間は、電気モーターがクルマを進めてくれる。

0-100km/h加速は6.6秒。実際の道路環境で試せば、不足ないほど速いことがわかる。最も小排気量でありながら、非力だと感じる場面はほぼないだろう。むしろシステム総合309psという最高出力は、ディスカバリー・スポーツの中で最もパワフルだ。

燃費も良好。WLTP値で62.1km/Lがうたわれており、ひと回り小さく安価なモデルと肩を並べられるほど。ただし、あくまでも理想値。今回の少し長距離の試乗では駆動用バッテリーを使い果たし、13.0km/Lから14.2km/Lの間くらいだった。

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