マクラーレン・トラックデイ・ジャパンに「765LTスパイダー」 節目の2021年を祝う

公開 : 2021.11.22 20:45

マクラーレンが富士のホームストレートを埋め尽くしました。「トラックデイ・ジャパン2021」の写真とともに、2021年の活動を振り返りましょう。

富士スピードウェイに、135台集結

2021年。マクラーレン・オートモーティブは、最初のグローバル販売代理店をオープンしてから10周年を迎えた。

モータースポーツ界屈指の名門コンストラクターであるマクラーレンは、2011年にスーパースポーツの新たな指針となるMP4-12Cの生産をスタート。

過去最多となる135台のマクラーレンが来場した「マクラーレン・トラックデイ・ジャパン2021」。ホームストレートは圧巻の光景。
過去最多となる135台のマクラーレンが来場した「マクラーレン・トラックデイ・ジャパン2021」。ホームストレートは圧巻の光景。

そこからの10年は、常に最先端をゆく技術革新と進化を続け、独自の地位を確立する。画期的なテクノロジーを採用したスーパーカーやハイパーカーを次々と送り出してきた。

そして、マクラーレン・オートモーティブの日本での躍進を象徴するのが「マクラーレン・トラックデイ・ジャパン」というイベントだ。

マクラーレン・オーナーのために、卓越したパフォーマンスを安全に楽しんでもらおうと2013年から始まったオフィシャルのサーキット・エクスペリエンスである。年を追うごとに参加台数を増やしてきた。

昨年はコロナ禍の影響から初めて中止に。2021年は緊急事態宣言も解除されたこともあり、11月14日にいつもの富士スピードウェイを舞台に行われた。

今年は過去最多となる135台が参加。

ハイライトとしてはF1からセナまでの歴代モデルに加え、765LTスパイダーがトラックデイ・ジャパンに初登場し注目を集めた。

電動化の本格始動とオープンエア

サーキットランはスキルに合わせてクラス分けされ、公道では体験できないマクラーレンのパフォーマンスを存分に堪能し、随所でオーナー同士の歓談を楽しんでいた。

ラウンジではトークショーも。スペシャルゲストとしてアスリートの山本 篤氏が登壇し、日本支社の正本嘉宏代表とのトークで会場を沸かせていた。

完売したクーペバージョンと同じ765台が限定生産される「765LTスパイダー」。電動リトラクタブル・ハードトップは、カーボン製で11秒で開閉する。
完売したクーペバージョンと同じ765台が限定生産される「765LTスパイダー」。電動リトラクタブル・ハードトップは、カーボン製で11秒で開閉する。

日本市場の動きを振り返ると、今年は4月にマクラーレン初の量産ハイパフォーマンス・ハイブリッドのアルトゥーラを導入。

2018年に発表された「トラック25」計画にある、新車100%ハイブリッド化の本格始動といえる。

5月にはエルバのウィンドスクリーン・バージョンが、7月にはマクラーレン史上最もパワフルなコンバーチブルとなる765LTスパイダーがリリースされ、積極的なニューモデル攻勢を続けている。

ライフスタイルのジョイントも

また2021年のマクラーレンは、ライフスタイル面のブランディングを高め、有名ブランドとのジョイントを積極的に推し進めた。

超高級時計メーカーのリシャーリ・ミルとジョイントし、2021年5月にスピードテイルを題材とした「RM40-01オートマティック・トゥールビヨン・マクラーレン・スピードテイル」が限定106本製作されている。

今春に発売されたカプセル・コレクションに続き、小ぶりなレザーグッズ、ボディバッグなど、しなやかなシルエットのアイテム9点が、トゥミとのコラボレーションに加わった。
今春に発売されたカプセル・コレクションに続き、小ぶりなレザーグッズ、ボディバッグなど、しなやかなシルエットのアイテム9点が、トゥミとのコラボレーションに加わった。

また、トラベル・ライフスタイルのリーディング・ブランドであるトゥミと提携し、高い機能性とハイクラスなアイテムを3月に発表。

両社が備える高い品質と革新的な技術、卓越したデザインなど共通の価値観を具現化したカプセル・コレクションをリリースした。その好評を受けて、この秋にも新ラインナップが加わっている。

玩具メーカーのレゴともジョイントし、1月にセナGTR、6月には新LEGOスピードチャンピオン・シリーズでエルバを製品化し、マクラーレンの世界観を表現している。

このようにマクラーレン・オートモーティブは、新型車の投入からオーナーへのアフターフォローまで積極的に取り組み、ブランドをより特別なものへと育てつつある。

先行するスーパーカー・メーカーとは異なる、マクラーレン独自の技術的アプローチにより特別な世界を切り開いてきた。2022年はどのような驚きを伝えてくれるか楽しみだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。

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