パイオニアNP1とは何者なのか? その正体、解説します カーナビ/ドラレコ機能/アップデートについて

公開 : 2022.08.26 06:15  更新 : 2023.11.24 14:19

駐車監視 & 覚えておきたいドライブコール

オプションには「駐車監視用電源ケーブル(4400円/税込)」を用意しており、駐車中に接触・ドア開けなど車体が衝撃を受けると、サーバーへの映像保存と同時にスマホにも通知。

車内も撮影ができるため車上荒らしにも効果的だ。離れた場所に駐車する機会が多い人にはオプションの接続をオススメしたい。

例えば、家族が運転するクルマが、待ち合わせ場所になかなか来ないとき…。道に迷っているドライバーが「ドライブコール」を利用すれば、そのクルマに搭載されたNP1のカメラ映像を、手元のスマホで確認できる。通話もできるので、「その駐車場のもっと奥まで来て!」と助け舟を出せるわけだ。
例えば、家族が運転するクルマが、待ち合わせ場所になかなか来ないとき…。道に迷っているドライバーが「ドライブコール」を利用すれば、そのクルマに搭載されたNP1のカメラ映像を、手元のスマホで確認できる。通話もできるので、「その駐車場のもっと奥まで来て!」と助け舟を出せるわけだ。    AUTOCAR JAPAN

このほか「ドライブコール」も注目の機能。

走行中にNP1が撮影しているリアルタイムの映像・音声・自車位置情報を、外部のスマホと共有することができる。

使い方も簡単で「〇〇さんにドライブコールして」と発話すれば、事前に登録したい相手のスマホにショートメールが届き、そこからウェブブラウザを経てテレビ電話のような通話まで行えるのだ。

待ち合わせ場所に迷ったときや、ドライブ中の楽しい状況を友人に届けたいとき、あおり運転被害に遭っているときなど、さまざまなシチュエーションで活用ができる。

次のアップデートが楽しみ 学習するデバイス

ここまでずいぶんと長く解説してきたが、じつはこれでもNP1の機能の全てではない。

車外の機器をコントロールしたり、音楽再生が楽しめるAmazon Alexaとの接続機能や車内にインターネット環境ができる車載Wi-Fi(利用料365日・1万3200円/税込)といった魅力的な機能も備えている。

NP1の価格は、ベーシックプランなら6万5780円(税込み)で、本体と1年間の通信費が含まれている。2年目以降の更新通信費は1万5840円/年(税込み)。これ以外にも複数のプランが用意されている。
NP1の価格は、ベーシックプランなら6万5780円(税込み)で、本体と1年間の通信費が含まれている。2年目以降の更新通信費は1万5840円/年(税込み)。これ以外にも複数のプランが用意されている。    AUTOCAR JAPAN

それと忘れてならないのが、NP1はこれまでの車載機器と異なり「クラウド型」であるということ。サーバー側で自動的にアップデートが行われ進化していくのだ。

年4回の大型アップデートが約束されているうえに、日々の機能改善を実施。開発陣が真摯にユーザーに向き合っていることを実感できる。

また、AIがNP1オーナーの志向を学習し、ひとりひとりに合わせて自動的にカスタマイズされていく。

NP1でアナタのカーライフはより充実し、安心も手に入れられるはず。スマホでカーナビアプリを利用している人、愛車のカーナビが古くて頼りにならないという人、運転に余裕がなくてカーナビを活用できない人、そんな人たちに特にオススメしたい1台だ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    浜先秀彰

    Hideaki Hamasaki

    千代田工科芸術専門学校写真科を卒業後、自動車専門誌編集部スタッフを経て、フリーランスライターとして独立。現在は執筆、編集、撮影を一人で行うことも多い。カーナビやドラレコのレポートを得意とするが、守備範囲はカスタムパーツや洗車ケミカル、車内小物までを含むカー用品全般となる。YouTube「カーグッズチャンネル」を2021年より運営。

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