オランダ発　軽量スーパーカー

オランダのスポーツカーメーカーであるドンカーブート（Donkervoort）は、新型の2シーター・スーパーカー「F22」を公開した。

車重はわずか750kgで、同社の歴史上最もパワフルな最高出力500psの2.5L直列5気筒ターボエンジンとレブマッチ式5速トランスミッションを搭載。1トンあたり666psというパワーウエイトレシオを実現している。最高速度は290km/hを超える見込み。

鋼管と自社製のF1規格の「エクスコア」カーボンファイバーを組み合わせたシャシーにより、ねじり剛性と曲げ剛性が従来モデルのD8 GTOインディビジュアル・シリーズよりも100％向上し、コーナリング中の最大横加速度2.15gを生み出す優れたグリップを実現している。

F22は、創業者ヨープ・ドンカーブートに代わって会社代表に就任したデニス・ドンカーブート指揮の下、初めてリリースされたモデルである。同社最大のサイズで、ランボルギーニ・ウラカンよりわずか5センチ細く、50センチ短い。

ドンカーブートによると、室内空間を拡大し、タルガ風のカーボンファイバー製ルーフを採用することで、日常的な使い勝手が向上しているとのこと。

インテリアは完全に新設計され、従来のモデルよりショルダー幅は80mm、キャビン長は100mm拡大された。また、特注の軽量レカロシートを採用し、レースと公道の両方で認可された6点式ハーネスを備える。

デニス・ドンカーブートは次のように述べている。

「F22は、軽量エンジニアリング、強度、燃焼エンジン、そして純粋なスピードの頂点に立つものです」

「新しいレベルのスピード、ハンドリング、ドライビングの純粋さ、デザイン、実用性をドライバーに提供し、ドンカーブートの今後の方向性を世界に示しています」

欧州では来月発売予定で、価格は24万5000ユーロ（約3500万円）からとなっている。

画像　オランダが生んだ軽量スーパーカー【ドンカーブートF22をライバルと写真で比較】　全64枚