まさかのEVワーゲンバス! 「ID.バズ」が六本木に フォルクスワーゲンID.スクエア、12/25まで開催

公開 : 2022.12.12 20:07

「フォルクスワーゲンID.Buzz」が都内で展示中。東京ミッドタウンの会場から、イベントの様子をレポートしましょう。12月25日まで開催。

「ID.スクエア」 見どころは?

執筆:Wataru Shimizudani(清水谷 渉)

フォルクスワーゲンは「Way to ZERO」というコンセプトで、2050年までにCO2排出実質ゼロを実現するための戦略を掲げている。

走行中にCO2を排出しないEVを、自社およびそのサプライヤーの工場でカーボンニュートラルに製造し、ユーザーに再生可能エネルギーで走行してもらい、廃車となったEVのバッテリーをリサイクルする、という包括的な取り組みを目指している。

ID.スクエアに参考展示されているフォルクスワーゲンID.バズ
ID.スクエアに参考展示されているフォルクスワーゲンID.バズ    AUTOCAR JAPAN編集部

そこで、フォルクスワーゲン日本法人は、その活動について楽しみながら体感できるポップアップスペース「ID.スクエア」を12月12日(月)から25日(日)まで、東京・六本木の「東京ミッドタウン・アトリウム」において開催中だ。

会場には、日本初公開の電気自動車「ID.バズ」、11月22日に日本仕様が発表されたばかりのフル電動SUV「ID.4」を展示。

ID.4を覆ったスクエア(立方体)スクリーンに映像などが流れる「プレゼンテーション・スクエア」、ID.4の特徴が学べるパネル「Way to ZEROスクエア」、フォトブースやアンバサダーによるトークショーが行われる「エンターテインメント・スクエア」などのゾーンを展開している。

Webサイトから予約をすればID.4の試乗ができたり、17日(土)は森田正光さん、18日(日)には皆藤愛子さんによるトークショーも開催される。

今回、なんといっても注目されているのは、日本初公開の電気自動車「ID.バズ」だろう。

右ハンドル車を参考展示

1950年代に登場した「タイプ2(通称:ワーゲンバス)」が21世紀の現代に電気自動車として生まれ変わった。ちなみに、タイプ1はビートル(もちろん初代)だ。

ID.スクエアに展示されたID.バズは、アイルランド仕様の右ハンドルで、ボディ色はライムイエロー。

フォルクスワーゲンID.バズの前席内装(参考展示)
フォルクスワーゲンID.バズの前席内装(参考展示)    AUTOCAR JAPAN編集部

そのボディサイズは、全長4712×全幅1985×全高1937mm、ホイールベースは2989mmと、室内に展示されているとかなり大きく感じる。

だが、トヨタアルファード/ヴェルファイア日産エルグランドといった国産のLクラス ミニバンと比べても、全幅こそ少し広いが、あとのサイズが大きくは変わらない。

204psの最高出力と310Nmの最大トルクを発生するモーターで後輪を駆動(そう、タイプ2と同じ後輪駆動だ!)し、総電力量77kWhのバッテリーはフル充電すれば423kmの走行が可能だ。なお、ここで紹介している数値は、すべて欧州参考値である。

記事に関わった人々

  • 撮影 / 編集

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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