豪華! 13台だけのメルセデス・マイバッハ特別仕様 故ヴァージル・アブローの作品がモチーフ

公開 : 2023.01.26 11:03  更新 : 2023.01.28 11:40

亡くなったヴァージル・アブローが手掛けたマイバッハのプロジェクト車両。そのクルマをモチーフにした特別仕様車が、13台だけ販売されます。展示情報も。

マイバッハなのに、さらに特別仕様

執筆:Wataru Shimizudani(清水谷 渉)

メルセデス・マイバッハの特別仕様車、「リミテッドエディション・マイバッハ by ヴァージル・アブロー」が日本発表された。

本日より2月26日まで予約注文の受付を行い、デリバリーは5月以降を予定している。

特別仕様車リミテッドエディション・マイバッハ by ヴァージル・アブロー(スターズ@メルセデス・ベンツ銀座で2月7日まで展示中)。
特別仕様車リミテッドエディション・マイバッハ by ヴァージル・アブロー(スターズ@メルセデス・ベンツ銀座で2月7日まで展示中)。    AUTOCAR JAPAN

この特別仕様車は世界限定150台で、日本仕様は限定13台。そのため、販売台数以上の申込みがあった場合には抽選となる。

この特別仕様車(以下、リミテッドエディション)は、メルセデス・マイバッハS 680 4マティックをベースに、故ヴァージル・アブロー氏とのコラボレーションモデル「Project MAYBACH」をモチーフにしたもの。

内外装は、“砂漠”をイメージしたコロラドベージュと、フォルムを引き締めるオプティシアンブラックを基調としたデザインで仕上げてている。

ボディカラーは、本車両専用のコロラドベージュ(ソリッド)とオプティシアンブラック(メタリック)の2トーン。

さらに、専用にコロラドベージュにペイントされた、20インチの鍛造ディッシュホイールを装着し、Project MAYBACHを想起させる斬新なエクステリアを演出している。

ヴァージル・アブローについて

ヴァージル・アブロー氏は、1980年生まれ。アメリカ出身のファッションデザイナーで、建築やDJなどを手がけたマルチプレイヤーだったが、2021年に41歳の若さで急逝した。

アブロー氏のデザインした「Project MAYBACH」については後述するが、メルセデス・マイバッハでは彼の死を悼んで、「Project MAYBACH」をモチーフにした特別仕様車のリミテッドエディションを世界限定150台で世に送り出した形だ。

リミテッドエディション・マイバッハ by ヴァージル・アブローの前席。ユーザープロファイルのアイコンが、アブローを思わすパーカー姿。
リミテッドエディション・マイバッハ by ヴァージル・アブローの前席。ユーザープロファイルのアイコンが、アブローを思わすパーカー姿。    AUTOCAR JAPAN

ベースとなったメルセデス・マイバッハS 680 4マティックは、Sクラスのロングホイールベース仕様からさらにホイールベースを180mm延長して後席の居住性を格段に向上。

リアドアの電動開閉機能やアクティブ・ロードノイズ・キャンセレーション機能など、ショーファードリブンとしての快適性/静粛性を追求した、最新技術の数々を採用している。

さらに、レザーに施された専用のステッチや使用面積が大幅に増加したインテリアのウッドトリムなどによる、ラグジュアリーを極めたアピアランスが特徴だ。

パワートレインには、最高出力612psと最大トルク91.8kg-mを発生する6L(5980cc)のV12ツインターボエンジンを搭載し、9Gトロニックのトランスミッションと4WDシステムの4マティックを組み合わせ、必要以上にエンジン回転数を上げることなく快適な走行性能を実現しつつ、前後の駆動力配分を常に最適化している。

記事に関わった人々

  • 編集

    徳永徹

    Tetsu Tokunaga

    1975年生まれ。2013年にCLASSIC & SPORTS CAR日本版創刊号の製作に関わったあと、AUTOCAR JAPAN編集部に加わる。クルマ遊びは、新車購入よりも、格安中古車を手に入れ、パテ盛り、コンパウンド磨きで仕上げるのがモットー。ただし不器用。

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