【新型マイバッハ登場】贅沢な “白革” 使用、V8ツインターボで585馬力「SL 680」初公開

公開 : 2024.08.20 06:05  更新 : 2024.08.20 12:47

超高級車ブランドのメルセデス・マイバッハが新型コンバーチブル「SL 680モノグラム・シリーズ」を発表した。贅を極めた内外装の仕上げと、585馬力の4.0L V8ツインターボを採用している。

贅を尽くした2人乗りコンバーチブル

メルセデス・マイバッハは8月17日、新型2シーター・コンバーチブルの「SL 680モノグラム・シリーズ」を米国で発表した。ブランド史上最もスポーティなモデルとされている。

AMG SLをベースに、ベントレー・コンチネンタルGTCやフェラーリ・ローマ・スパイダーに相当する超高級スポーツ・コンバーチブルに仕上げた。

メルセデス・マイバッハSL 680モノグラム・シリーズ
メルセデス・マイバッハSL 680モノグラム・シリーズ    メルセデス・マイバッハ

メルセデスの超高級車部門であるマイバッハは、これまでセダンのSクラスとSUVのGLSで知られてきた。昨年はEQS SUVをベースにしたマイバッハ初のEVが登場した。

なお、2008年にSクラスベースの「62 S」のランドーレット仕様を限定生産したことがあるが、ブランド再編以降としては初のコンバーチブルと言える。

新型SL 680モノグラム・シリーズは、標準的なSLとは異なる2種類のツートーンカラー(黒地に赤または白)を用意しているが、「顧客の要望に応じて」他の色に塗装することも可能だ。

マイバッハの伝統に従い、特徴的な縦スラットのグリルを採用し(照明付き)、全幅にわたってクロームフィンを使用している。このフィンはオプションで「マイバッハパターン」で装飾することができ、手作業でグレーのペイントが施される。

ヘッドライトにはローズゴールドのディテールが施され、フロントガラスの周囲はクローム仕上げ、そして「車幅を強調する」というフロントスプリッターが備わっている。

21インチのホイールは、5穴の「モノブロック」と複雑なマルチスポークの2種類の特注デザインが用意される。

インテリアはクリスタルホワイトのナッパレザーをふんだんに使用し、クロームのトリム・エレメントを添えている。

タッチスクリーンのインフォテインメント・システムには、マイバッハ専用のグラフィックとアニメーションが採用された。

パワートレインは、標準のSLと同じ最高出力585psの4.0L V8ツインターボと9速AT、四輪駆動システムを搭載する。ただし、スロットルはリマップされ、「マイバッハに期待されるダイナミックなドライビングプレジャー」を実現しているという。

さらに、「ノイズを最適化した」カスタムエグゾーストと「広範な遮音・吸音パッケージ」によって、洗練度が高められている。

車両価格や発売時期については未公表だが、従来のベンツやAMGモデルよりも非常に高価なものになると予想される。現行のSLの最上級グレードはすでに20万ポンド(約3800万円)近くするため、マイバッハ版ではさらに希少な存在へと押し上げられることになるだろう。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

関連テーマ

おすすめ記事