アジア初 サーキットを中心とした会員制リゾート ザ・マガリガワ・クラブが南房総にオープン

公開 : 2023.05.24 20:45

家族で楽しめる充実した設備

クラブハウスに併設されるピットレーンからコースインする。ピットレーンには最大36台が収容可能で、冷暖房が完備されオールシーズン快適に乗り降りできる。

走行時には専属のサービスマンが点検を行い快適な走りをサポートしてくれる。さらにメンバーの車両を保管できるオーナーズガレージは約300台を収容でき、メンテナンス棟も併設されている。

ピットレーン建屋の中は冷暖房が完備しており、季節を問わず快適に乗り降りできる。
ピットレーン建屋の中は冷暖房が完備しており、季節を問わず快適に乗り降りできる。    上野和秀

クラブハウスにはコースを眺望するレストランを用意。レストランを始めとするホスピタリティを担当するのは金谷リゾートで、千葉の食材を生かしたメニューが楽しめる。ウッドを多用した内装は落ち着いた雰囲気が特徴だ。

このほかクラブハウスの館内にはバーラウンジ、シガーラウンジ、レーシング・シミュレーター、フィットネスジム、トレーニングルーム、天然温泉、スパや好天時には富士山を望める25mプールを設置。

家族連れで訪れても楽しめるように、キッズ用のファミリー・ラウンジや、家族の一員である愛犬と遊べるドッグランスペースまで設けられている。

宿泊棟のオーナーズパドックは分譲形式で、オープン時には全9棟で約245平方メートルから528平方メートルとさまざまな部屋タイプが用意される。すでに契約済みの棟もあり、今後追加の分譲も予定されている。

会員権価格は3600万円

気になる会員権価格は、正会員が500名限定で3600万円。手軽に楽しみたい方に向けたアソシエイト会員は750名限定で400万円(いずれも2023年6月末までの価格)となる。

正会員は年間315日、アソシエイト会員は年間270日前後の使用が可能。両会員ともコース利用料は半日1.1万円、ゲストドライバー費用は半日5.5万円となる。

レストランの横には25mの広々としたインフィニティープールが設けられ、プールサイドでくつろげる。
レストランの横には25mの広々としたインフィニティープールが設けられ、プールサイドでくつろげる。    上野和秀

このほか正会員は年会費22万円が必要。アソシエイト会員は入会費のほか、年次諸費用105万円、5年毎の更新費が180万円となる。

スーパースポーツやハイパーカーを所有するオーナーにとって、愛車を合法的に安心して思う存分に楽しめるザ・マガリガワ・クラブは、魅力的な存在といえるだろう。

長年にわたってプレミアムカーを扱ってきたコーンズは、単に車両の販売のみならず、マガリガワ・クラブのほかにも、個人では体験できないツアーやイベントを開催するなど、そのオーナーに向けて多様な遊びの場を提供している。

この顧客に向けた細やかな心遣いは、老舗ディーラーならではの有形無形の蓄積があったからこそできたものといえる。このあともさまざまな企画が用意されているそうなので楽しみだ。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。

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