高性能版トヨタ・プリウス 専用ホイールにエアロ装着 耐久レース風コンセプト、市販化は

公開 : 2023.06.06 20:25

トヨタは6月10日開幕のル・マン24時間レース100周年大会を記念し、プリウスをベースとする新たなコンセプトカーを公開しました。WEC参戦車両をイメージし、専用ホイールやエアロパーツを装着しています。

「GRプリウス」のコンセプト?

トヨタのガズー・レーシングは、6月10日に開幕するWECル・マン24時間レース100周年大会を記念し、プリウスをベースとするコンセプトカーを発表した。

「プリウス24hル・マン・センテニアルGRエディション(Prius 24h Le Mans Centennial GR Edition)」と名付けられたこのコンセプトは、WEC参戦車両のGR010ハイブリッドからインスピレーションを得たアグレッシブなデザインとなっている。

トヨタ・プリウス24hル・マン・センテニアルGRエディション
トヨタ・プリウス24hル・マン・センテニアルGRエディション    トヨタ

軽量なカーボンファイバー製ボンネット、ワイドトレッド化した足回り、空力重視の専用ホイールなどが特徴で、「優れた走行パフォーマンス」を実現するという。

コンセプトカーは今後、WEC第6戦の富士6時間耐久レース会場でも展示される予定だ。

市販化の計画は明らかにされていないが、このコンセプトは「GRプリウス」としての販売可否を判断するためのもので、世間の反応によって量産に踏み切るかどうかが決まると思われる。

トヨタはまた、ル・マン・サーキット内のビレッジにおいて、マツダや日本政府観光局とともに、日本のモータースポーツ技術やカーボンニュートラル社会の実現に向けたアプローチなどを紹介している。

この展示ブースでは、日本の象徴的な文化として「MANGA」を取り上げており、壁面装飾は漫画『capeta』で知られる漫画家の曽田正人氏が手掛けたという。

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    役職:編集アシスタント
    2022年よりAUTOCARに加わり、ニュースデスクの一員として、新車発表や業界イベントの報道において重要な役割を担っている。印刷版やオンライン版の記事を執筆し、暇さえあればフィアット・パンダ100HP の故障について愚痴をこぼしている。産業界や社会問題に関するテーマを得意とする。これまで運転した中で最高のクルマはアルピーヌ A110 GTだが、自分には手が出せない価格であることが唯一の不満。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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