ベントレー・ベンテイガ 更に魅力と個性を高める新装備品を導入

公開 : 2023.10.02 11:45

ベントレーは2代目となる同社SUVの「ベンテイガ」に数々の新装備品を発表しました。更なる付加価値で「ベンテイガ」をより魅力的にするアイテムをご紹介します。なかにはサステイナブル素材も登場。

パーソナライゼーションの幅が広がったベントレーベンテイガ

ベントレーはこれまで以上に「ベンテイガ」を魅力的にする数々の新機能の導入を発表した。エクステリアカラーの追加/7種類のサテンペイントの追加/3種類の仕上げから選べる21インチホイールの追加など、パーソナライゼーションの幅がさらに広がったと同社は話す。

新しいシャシー・テクノロジー/新しいエレクトリックアーキテクチャー/フロント・ラジエーター・グリルの形状変更などの追加装備により、ドライバーとパッセンジャーのエクスペリエンスを最大化する。ベンテイガEWBにオールホイール・ステアリングを導入したことで、ハンドリングと操縦性が向上するとともに、ターニング・サークルが1m近く短縮した。このシステムは現在、ベンテイガ・アズールとSの両モデルに標準装備されており、その他のモデルではオプションとなる。

ベントレー・ベンテイガ
ベントレー・ベンテイガ

ベントレーによればベンテイガEWB購入者の2人に1人は、ポスチュラルアジャスト(姿勢調整)とシート・オートクライメイトを含むエアライン・シート仕様を選択しており、このテクノロジーは現在すべてのスタンダード・ホイールベースのベンテイガにオプションとして用意されている。後席の乗員が7段階から希望の温度を選択すると、オートクライメートシートが乗員の温度と湿度を25ミリ秒ごとに0.1℃の精度で感知、そして暖房/換気、またはその両方を同時に行うかどうかをシステムが判断し、乗員を最適な温熱環境に保つと言う。

一方、ポスチュラルアジャストシステムは、カイロプラクターとの共同開発によるアルゴリズムを用いて、乗員の着座位置とツボを自動的に微調整する。このシステムは3時間の間に6つの完全に独立した圧力ゾーンにわたって177の個別の圧力変化を最適化することができ、旅を通して快適性を向上させ、疲労を最小限に抑える。時間とともにシート表面の形状を微妙に変化させることで、身体のどの部位も長時間圧力疲労に耐えることがなく、乗員は常に快適な状態を保つことができると話す。

ベンテイガ ドライバー支援とキャビンの快適性

ドライバー支援機能

インテリジェント・パーク・アシスト(リモート・パーキングを含む)/3Dサラウンドビュー/エマージェンシー・アシストが強化し搭載され、アダプティブ・クルーズ・コントロール/車線逸脱警報/ベントレー・セーフガードもさらに強化された。これらの多くは、ドライバーのインストルメントパネルに表示され、3種類の新しい文字盤スタイルと、ベンテイガモデル専用のユニークなスタイルが追加されている。新しいドライバーインストルメントパネルには、前方道路のリアルタイム視覚化し、検出された物体を自車も含めて3D描写し、ドライバー支援機能のステータスも表示される。コネクティッド・カー機能には市場により導入されない場合もあるが、リモート・パーク・アシストが追加され、3.5メートル以内の距離であれば、スマートフォンから遠隔操作でエンジンの始動/停止やクルマの操作が可能になった。

キャビンの快適性

エアコンも改良され、新システムでは、粒子状物質センサーを用いて車内外の空気の質を測定する。これは中央のインフォテインメント・スクリーンに表示され、自動的に「内気循環モード」が作動して車内への汚染物質の侵入を防ぐ。システムは必要に応じて外気モードに戻る。そしてこの新システムは、後席乗員が検知されないと自動的に停止し、後席への気流ノイズとエネルギー使用量を削減すると言う。地図データを使用することで、システムは車がトンネルに入ろうとしているとき、つまり、より高い汚染が予想される場所を知ることができる。トンネルに入る10秒前にシステムは内気循環モードに切り替わり、車内への汚染物質の侵入を防ぐ仕組みで、出口では、さらに20秒以内にトンネルに入らない限り、システムは外気モードに戻る。

ベントレー・ベンテイガ
ベントレー・ベンテイガ

全モデルに標準装備されているキャビンカーペットも、より持続可能なものとなった。新しいキャビン・カーペットは100%リサイクル・ナイロン製で、従来のカーペットと同レベルの快適性と肌触りを実現している。

「バング&オルフセンforベントレー」

キャビンは、ベンテイガ用の最新オーディオ「バング&オルフセンforベントレー」にとって完璧なサウンドステージとなる。アルミニウムで仕上げられたスピーカーの象徴的なデザインは、さまざまなサイズと角度の穴が開けられ、独自にデザインされたフィボナッチホールパターンで形作られ、各インテリアのドアパネルにエレガントに表示される。角度をつけた穴は、最高の音響透過性を実現し、ガラス・パールでブラストされた表面とのコントラストを構築するために、可能な限りタイトに配置されている。またもう一つのハイライトは、システムの電源が入るとドライバーを迎えるLEDイルミネーションで、バング&オルフセンのロゴがグリル横のレザーにデボス加工されている。

インターフェイスにはエクリプスデザインを採用し、デジタルホワイトマーカーを動かすことで4つの異なるスペースを選択できる。これにより気分に合わせて音楽を調整することができ、選択したサウンドモードを反映したカラーパレットが表示される。またサラウンドの強さは、ベオソニック・ディスプレイをジェスチャーで調整でき、前席または後席の乗員用にシステム全体を最適化する設定も可能だ。

バング&オルフセン・ベオソニック・ワンタッチエクスペリエンスは、以下異なる4つのオーディオ空間を提供し、ブライト/エネルギッシュ/ウォーム/リラックスの各サウンドチューニングは、マルチメディアシステムに統合された使いやすい触感のタッチスクリーンインターフェースを介して、ドライバーの好みに合わせて調整できる。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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