フォード・マスタングV8 GTクーペ・プレミアム

公開 : 2014.01.30 17:34  更新 : 2017.05.29 18:54

2012年12月24日付のプレスリリースにいわく、「フォードマスタングを大幅改良」。どう大幅かというと、「エクステリアデザインを刷新し、新機能・装備を追加」。要は2013年モデル。

新機能および装備のメダマその1はTrack Apps(トラック・アップ)で、ナンのアプリかというとGメーター+ストップウォッチ。走行中の車両において発生した前後左右の加速度を十時線+円のグラフ上のドットの動きでリアルタイム表示したりピーク値をアラビア数字で表示しつづけたり、0-60MPHの加速タイムや100-0MPHの制動タイムを計測→表示したり等。表示されるパネルは速度計とエンジン回転数計の間のところにある(ので走行中のGメーターを写真に撮ってもらおうとするとちょっとタイヘン)。

その2はアドバンストラック=トラクションコントロール+ESC関係。V8モデルに関しては、両者の介入を遅らせるスポーツモードや両方カットオフのモードを選べるようになった(トラコンのみカットのモードもあり)。その1+その2を体験してほしいのでプレス試乗会をサーキット(富士スピードウェイのショートコース)で開催、ということだったはず。用意されていた個体は、V8クーペとV8コンバーティブルとV6クーペがそれぞれ1台ずつ。

まさかこんなクルマでサーキットを走るとは……と思ったら実にゴキゲン。ガンガンいける。アドバンストラックを完全カットオフして攻めてもカンケーないほど接地性がイイ。タイヤを路面にひっつけながらネバるアシ。特筆点は、どうやらボディが第二(第三?)のサスペンションとして巧く機能していること。車両挙動を危うくする唐突な入力をワザとやってもなにげにさりげに吸収してしまう感じ。冗談抜き、幌型であることを忘れて運転。が、さすがに幌を開けると車体の変形がハッキリわかる。

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