ランドローバー・レンジローバー・スポーツ・オートバイオグラフィー・スポーツ

公開 : 2012.11.26 18:40

2013年モデルへと進化したレンジローバースポーツ。そのラインナップは、5ℓのV型8気筒NAエンジンを375psの最高出力で搭載する“5.0 V8”をベースに、510psという圧倒的な動力性能を誇る同スーパーチャージドエンジンを採用した、“5.0 V8 スーパーチャージド”と“オートバイオグラフィー・スポーツ”の合計3モデル体制だ。今回は、日本市場では1172万円のプライスを掲げるフラッグシップグレード、“オートバイオグラフィー・スポーツ”のステアリングを握ってみた。

全モデルで5タイプの外装色が新設定されたほか、内装色にも2タイプを追加。さらに新デザインのオプションホイールの選択を可能としたほか、スーパーチャージドモデルでは、レッド・ブレーキキャリパーを標準装備としたレンジローバースポーツの2013年モデル。オートバイオグラフィー・スポーツのキャビンは、SUVの常識を超え、まさにハイエンドサルーンのそれと評することにさえ抵抗を感じない、ゴージャスでラグジュアリーな空間へと演出されていた。

その走りは、やはりスポーツというサブネームから抱く期待を裏切らない。フレームにモノコックボディをラバーマウントを介して接合するという、インテグレーテッド・ボディフレーム構造が生み出す剛性感は、さまざまな好印象の中でも特筆すべきもの。レンジローバーヴォーグと比較して(もちろんそれには、現在では前世代のという注釈が必要になるが)135㎜も短いホイールベース、そして前後にダブルウイッシュボーン+クロスリンク電子制御エアサスペンションという構成のサスペンションもまた、このモデルのキャラクターをスポーティな方向へと導くための重要な要素だ。ワインディングでも、このフットワークが生み出すスタビリティには絶対的な信頼感が持てる。だからこそドライバーは、510psというパワーを躊躇なく引き出したダイナミックな走りを楽しむことができるのだ。オフロードでの卓越した走破性は、改めてそれを報告するまでもないところ。この1台を手に入れることで、世界中の道は、確実に自分のものとなるだろう。

(文・山崎元裕 写真・田中秀宣)

ランドローバー・レンジローバー・スポーツ・オートバイオグラフィー・スポーツ

価格1172万円
0→100km/h加速6.2秒
最高速度225km/h
燃費(JC08モード)5.6km/ℓ
CO₂排出量348g/km
車両重量2580kg
エンジン形式V8スーパーチャージャー, 4999cc
エンジン配置フロント縦置
駆動方式4輪駆動
最高出力510ps/6000-6500rpm
最大最大トルク63.8kg-m/2500-5500rpm
馬力荷重比198ps/t
比出力102ps/ℓ
圧縮比9.5:1
変速機6段A/T
全長4795mm
全幅1930mm
全高1810mm
ホイールベース2745mm
燃料タンク容量88ℓ
荷室容量958-2013ℓ
サスペンション(前)ダブルウイッシュボーン
(後)ダブルウイッシュボーン
ブレーキ(前)φ380mm Vディスク
(後)φ365mm Vディスク
タイヤサイズ275/40R20

記事に関わった人々

  • 山崎元裕

    Motohiro Yamazaki

    1963年生まれ。青山学院大学卒。自動車雑誌編集部を経て、モータージャーナリストとして独立。「スーパーカー大王」の異名を持つ。フツーのモータージャーナリストとして試乗記事を多く自動車雑誌、自動車ウェブ媒体に寄稿する。特にスーパーカーに関する記事は得意。

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