クルマ漬けの毎日から

2022.03.24

新型「モーガン・スーパー3」の発表会がイギリスのモーガン本社で開催され、クロプリー編集長も出席しました。

【クロプリー編集長コラム】新型モーガン・スーパー3の発表会

もくじ

新型「スーパー3」の発表会
経営基盤の強化

translation:Kaoru Kojima(小島 薫)

新型「スーパー3」の発表会

ウクライナ危機のさなか、今週も自動車業界の明るいニュースに目を向け、お伝えしていかなければならない。

このような状況でこの仕事を続けていくことは決して簡単ではないが、日々の生活に感謝し、与えられた機会に懸命に取り組んでいくしかないであろう。

少なくともそう考えて、ウスターシャ(イングランド西部)のマルヴァーン・リンクにあるモーガン本社へ向かった。

数年前モーガンに、カフェ、ショップ、ショールーム、ヘリテージホールなどを備える「モーガン・エクスペリエンスセンター」が新設されたが、この日、この施設は発表会の会場として上手く装飾されていた。

まもなくここで、モーガン伝統の3ホイーラーの非常に魅力的な新型モデル「スーパー3」が、150人の招待客に披露される。

経営基盤の強化

2つの大きな肯定的な事柄を目にしたおかげで、この会に出席した価値が高まった。

1つは、このように変わったクルマに高い関心を持つ人たち(モーガン愛好家、オーナー、販売店の人たち、少数の報道関係者)が、今回のイベントに大勢参加していたこと。

もう1つは、3年前にこの会社の大株主は、モーガン一族からイタリア系の投資家グループへと代わったが、モーガンという会社の使命はなにも変わっていないと感じたことだった。

唯一変化を感じたのは、その有能でエネルギッシュ、かつ非常に若々しいマネージメントチームがいま、モーガンの経営基盤を強力に支援していることだ。この先、さらに良いニュースが発表されるようだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    スティーブ・クロプリー

    Steve Cropley

    AUTOCAR UK Editor-in-chief。オフィスの最も古株だが好奇心は誰にも負けない。クルマのテクノロジーは、私が長い時間を掛けて蓄積してきた常識をたったの数年で覆してくる。週が変われば、新たな驚きを与えてくれるのだから、1年後なんて全く読めない。だからこそ、いつまでもフレッシュでいられるのだろう。クルマも私も。

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