キャデラックCT5を体験 デジタル世代が感じる「セダン像」 推しグルマになったワケは?

公開 : 2022.12.01 17:30

若い世代が「セダン」を積極的に選ぶ国が出てきました。キャデラックCT5を走らせて、彼らが手にしたライフスタイルを追いかけてみましょう。

もくじ

意外な事実 若者が選び始めたセダン
愛車はスタイリッシュに、上質に
走れば好バランス ADASは全部乗せ
お気に入りのセダンライフ どんな感じ?

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意外な事実 若者が選び始めたセダン

にわかに信じがたいことだが、いま若者の間でじわりとセダンの波が押し寄せている。

これは、北米に住むジェネレーションZと呼ばれる20歳前後の若者のトレンド現象だ。

キャデラックCT5スポーツ

「セダン推し」という奇妙な風潮は、先日、カリフォルニアの大学生である娘の車両選びの時に実感した。

キャンパス内の駐車場に収まるのはコンパクトカーやピックアップトラックを想像していたが、圧倒的なセダンの数に少々驚いた。

若者のセダン所有率の高さは米国保険会社のデータでも立証済み。「車両の取り回しの良さ」や「こなれた中古相場」といった理由が多いようだが、筆者はこの現象をSUVブームの反動による個性の主張だと考える。かくして娘もセダンをゲット。彼女を含めた若者たちは、セダンでも自分らしさが表現できるブランドやモデルに新鮮さを見出している気がした。

とはいえ世界的にみればセダン市場は縮小し、自動車メーカー各社がセダンから撤退する状況にあるのは周知の事実。そんななか、ラグジュアリーサルーンを象徴とするキャデラックは、時代に流されない姿勢を貫いている。

その気概は本国のラインナップを見れば明らかだ。今回は日本市場で手に入れることができるキャデラックのセダンモデル「CT5」の魅力を紐解く。

米国Z世代の憧れの車両であり、また日本においても新規購入者の1割が20代の若者だという注目の1台だ。

▶️キャデラックCT5 公式サイトを見る

記事に関わった人々

  • 執筆

    小原れみ

    大学在学中に創刊されたアメリカの自動車カスタム文化を紹介する雑誌に影響を受け、インターンシップを経て編集部員に。1996年よりフリーランスのライターに転向。米国車やカスタム車両専門誌の執筆を中心にアメリカン・カルチャー全般を担当する。愛車は、熟練ビルダーである夫の指導を受けてフレーム製作から始めた1932年式フォードのホットロッド。無類の工具&ネジ好き。
  • 撮影

    宮澤佳久

    Yoshihisa Miyazawa

    1963年生まれ。日大芸術学部写真学科を卒業後、スタジオ、個人写真家の助手を経て、1989年に独立。人物撮影を中心に、雑誌/広告/カタログ/ウェブ媒体などで撮影。大のクルマ好きでありながら、仕事柄、荷物が多く積める実用車ばかり乗り継いできた。遅咲きデビューの自動車専門誌。多様な被写体を撮ってきた経験を活かしつつ、老体に鞭を打ち日々奮闘中。
  • 編集

    徳永徹

    Tetsu Tokunaga

    1975年生まれ。2013年にCLASSIC & SPORTS CAR日本版創刊号の製作に関わったあと、AUTOCAR JAPAN編集部に加わる。クルマ遊びは、新車購入よりも、格安中古車を手に入れ、パテ盛り、コンパウンド磨きで仕上げるのがモットー。ただし不器用。

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