STIモータースポーツ・デイ　創立30周年、初のファン・イベントを開催

公開 : 2019.03.23 07:50

熱烈なファンが多い「STI」。創立以来初のファン・イベントを富士スピードウェイで開催しました。2019年シーズンを闘うマシンやS209のお披露目、記念グッズの販売、同乗走行など、大満足となった一日をレポートします。

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2019年のSUPER GTとニュルブルクリンク24時間レースに挑むSTIチーム。どちらも昨年以上の結果を残すべく、マシンには多くの改良が施された。

岡山国際サーキットでのSUPER GT合同テストを前に、ファンに向けて参戦車両の公開テストが実施された。GT300クラスには、今年もBRZで挑む。

ステージでは、STIと関係が深いドライバーたちによるトークショーを開催。さらにSTIの顔としてファンから親しまれる辰己英治総監督による熱いトークも展開され、ファンを楽しませた。

スバルブルーに染まった駐車スペース。やはり多かったのは、インプレッサWRX系などのスポーツモデルであったが、じっくりと観察すると懐かしいスバル車から希少なSTIモデルまでと多種多様なモデルが集結していた。

昨年5度目のクラス優勝を果たしたニュルブルクリンク24時間レースのWRX STIの2019年マシンもテスト走行を実施した。

ニュルブルクリンク24時間レースには、全国のディーラーから選抜されたメカニックも参加。彼らに厳しいモータースポーツの現場を経験し、腕を磨いてもらうことも、ニュルチャレンジの重要なミッションのひとつ。

テスト中に、タイヤ交換などのピット作業を受けるGT300参戦車のBRZ。快調な走りを見せてくれた。前年は、マシントラブルに苦しんだだけに、今期の活躍が期待される。

ニュルブルクリンク24時間レース参戦のWRX STI。2018年モデルで判明した課題を克服すべく、ミッションやクラッチなどのパワートレインの改善、防水ECUの採用、ホイール素材の変更などを行うことで全面的な耐久性向上が図られている。

ニュル24時間参戦車のWRXの改良点のひとつであるサメ肌塗装。凹凸のあるマット塗装を施すことで、空気を整流し、抵抗を減らすという。

SUPER GT 300クラス、2019年シーズンの参戦車「SUBARU BRZ R&D SPORT」。昨年からの改良点として、エンジンの耐久性とエアロダイナミクスの向上、燃料タンクの改善などが挙げられた。

会場内には、パーツメーカーを中心に様々なブースをオープン。一番人気は、STIのブース。こちらでは30周年の記念グッズを入手するために、ファンが長い行列を作っていた。

STIパフォーマンス・パーツを装着したスバル車の展示エリア。スバルオールラインアップのSTIパーツ装着車が揃う機会は珍しいだけに、チェックするファンの目も真剣!?　これらの展示車には、自由に触れることが出来た。

米国向け初のSシリーズ「S209」も特別展示。年内に米国で限定発売されることはすでに告知されている。ステージでは、最新のSモデルであるS209開発者たちによるトークショーも開催された。

STIパフォーマンス・パーツの展示。その性能を知り尽くした開発スタッフも常駐し、来場者とのコミュニケーションが図られた。

86/BRZレースに参戦する久保凜太郎選手(プロフェッショナル)と池島実紅選手(クラブマン・エキスパート)による同乗走行体験も実施。来場者にBRZレースの世界観を体験してもらった。

ステージでは、GT300に参戦するSUBARU BRZを応援する「BREEZE」も駆けつけ、イベントを盛り上げた。今期も4人体制で、彼女たちがファンと共にGT300クラスに挑むBRZを見守り、応援してくれる。

スバルWRX STI tSタイプRA。スパルタンなスペックCをベースにしたSTIのコンプリートカー。同車は、BBS製18インチ・アルミホイールとSTI製ドライカーボン・リヤスポイラーを追加した「NBR CHALLENGE PACKAGE」仕様だ。

インプレッサWRX STI。2代目インプレッサの丸目ライトが特徴の初期型。会場の駐車場には、WRカーを彷彿させるモディファイが加えられた車両が多数見受けられた。

スバルWRX STI RA-R。Sシリーズより価格を抑えながら、走りにも磨きをかけているのが特徴。それでいて、Sシリーズよりも割安であったことから、500台限定が即完売で話題となった。

スバルWRX STI S207。400台限定のSTIコンプリートカー。そのうち100台のみとなるのが、専用色のサンライズ・イエローを纏ったNBR CHALLENGE PACKAGE YELLOW EDITIONだ。

スバルBRZクールグレイカーキ・エディション。最上級モデルSTIスポーツ(6MT)をベースに、ボディカラーに設定のない「クールグレイカーキ」を採用した限定車。100台のみが販売された。

インプレッサWRX STI。初代インプレッサのSTIバージョンは、様々な仕様が存在する。リヤウィングも仕様を見分けるポイントのひとつだが、同社は純正オプションの2段仕様のダブルウイングリヤスポイラー装着車だ。

インプレッサスポーツワゴンWRX 。2代目インプレッサの最終マスク(鷹目)。丸目の極初期のみSTIが設定されていたので、こちらはSTI仕様となる。

レガシィ・ツーリングワゴン。レオーネからバトンを受けた初代レガシィの中でも特に珍しい初期型の自然吸気エンジン搭載車だ。

レガシィ・ランカスター6。3代目レガシィのクロスオーバーワゴン、ランカスターの最上級グレード。3.0L水平対向6気筒エンジンを搭載していた。

レガシィ・アウトバック2.5XT。4代目レガシィに設定された50周年記念限定車。最大の特徴は、日本未導入の2.5Lターボ・エンジンを搭載していたこと。初代アイサイト搭載仕様も選べた。

レガシィGT-B E-tune S-edition。3代目レガシィの後期に設定されたスポーツアイテム満載の特別仕様車。さらにオプションのBBS製アルミホイールまで装着されている。

スバルR1。スバルらしいスペシャリティな軽自動車。ボディタイプは、クーペライクな3ドア仕様のみで、自然吸気仕様とスーパーチャージャー付仕様が選べた。実用的な5ドアはスバルR2と呼ばれた。

ヴィヴィオGX-T。スーパーチャージャー付のGXと同等の装備内容を備えたTトップ。ゆえにミッションもGX同様にECVTであった。Tトップは全て限定車だったので、希少。

インプレッサXV。3代目インプレッサ・シリーズ末期に追加されたため、かなりレアな存在。2代目からスバルXVと名称を変更。カジュアルなスタイルとSUVらしさを高めることで大ヒットに。

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