第6回ファミリーサーキットデイ

2016.03.13

text & photo:Yasuhiro Ohto (大音安弘)

 
最も身近な走行会といえる「ファミリーサーキットデイ」が3月13日に袖ケ浦フォレストレースウェイで開催された。このイベントは、サーキットを使い、誰もがシンプルにクルマを走らせる楽しみを味わってもらおう、と企画されたもの。第6回目となる今回は、レースイベントであるTBCC(Tokyo Bayside Classic Cup)と共催。全体で240台弱、走行会枠だけで150台ものクルマがエントリーし、パドックは賑わいを見せた。

参加車両は、クラシックカーから最新の高性能モデルまでと幅広いが、なかには軽自動車やミニバンなどのいわゆるファミリーカーの姿も……。本当に気軽に参加できるのだ。もちろん、クルマのキャラクターやドライバーの経験によりクラス分けがされており、ファミリーカーや初心者は、ペースカーによる先導付きとなる。このクラスでは同乗走行も可能なので、家族揃ってサーキット走行を楽しめるのも魅力だ。

そんな多彩な顔触れもあってコースは実に華やか。MG Bやヨタハチなどのクラシック・スポーツはもちろんのこと、マッスル系スポーツトラックであるダッジ・ラムやレーシングカーであるロータス2-11といった珍しいクルマも見受けられた。走行枠の中には、戦前のクルマだけのクラスも有り、エントリーのほとんどが約80年前のクルマたち。それらのクラシックカーを鑑賞できる機会さえ貴重だが、独特の力強いサウンドを奏でながら、軽快にコースを駆ける姿に、多くの観客たちが魅了された。

この日は、正規ディーラーのアウディ調布によるアウディ高性能モデル「RS」シリーズの試乗体験も実施。RS6アバントやRS Q3などをドライブできるとあって、参加者からも好評の催しとなったようだ。

イベントの締めくくりは、参加車両全車によるパレードラン。ゆっくりとコースを周回しながら、家族や友人と過ごしたアットホームなサーキットでの楽しいひとときを名残惜しんだ。ここではバラエティに富んだ参加車の一部をご覧いただこう

  • クルマの車種や種類も問わない走行会なので、軽自動車からミニバンまで幅広いクルマが参加した。

  • コースイン。ペースカーの先導付きクラスの顔ぶれは特に多彩だ。サーキット初体験という方も多かった様子。

  • TBCCとの共催ということもあり、賑わうパドック。眺めているだけでも、十分に楽しめる印象だ。

  • スポーツ走行クラスの中心は、やはりスポーツモデルだ。BRZやロードスターなどの国産車も多かった。

  • ネオクラシックとして高い人気を誇るデルタ・インテグラーレ。やはり戦うマシンには、サーキットが似合う。

  • アウディ調布による高性能モデルのサーキット試乗会も実施。試乗車はRS Q3やRS6アバントなどが用意された。

  • 最後のコースイベントは、全車両が参加してのパレードラン。イベントの余韻を皆で楽しんでいた。

  • イベントの締めくくりは、恒例の記念撮影を……。ホームストレートに、参加車両を並べて行われた。

  • 1960年型リライアント・セーバー

  • 1967年型ライレー・エルフ

  • 1966年型ホンダS600

  • 1966年型トヨタ・スポーツ800

  • 1959年型ロータス・エリート・シリーズ1

  • 1970年型ロータス・エランS4 DHC

  • 1972年型ニッサン スカイライン

  • 1959年型トライアンフTR3A

  • 2011年型シボレーカマロ

  • 1990年型フィアット・ウーノ・ターボie

  • 2005年型ダッジ・ラムSRT-10

  • 1990年型ロータス エスプリ

  • 2008年型ロータス2-11

  • 2006年型アストン・マーティンDB9

  • 1994年型ランチア・デルタHFインテグラーレ・コレツィオーネ

  • 1935年型MG Lタイプ・マグナ

  • 1935年型ラゴンダ・レイピアSP

  • 1966年型MG Cタイプ・モンレリー・ミジェット

  • 1933年型ライレー 9 ケストレルSPL

  • 1935年型MG PBミジェット

  • 1987年型フェラーリ328GTS

  • 1956年型 メルセデス・ベンツ220S

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