ポルシェ911

公開 : 2016.03.12 23:50  更新 : 2017.05.29 19:04

■プロローグ

“1964年から始まったポルシェ911の本格生産。ざっと数えて50年という歴史は911の強みである” ― マット・ソーンダース (ロードテスト編集補佐)

フェルディナント・アレクサンダー・ポルシェが担当した901型が世に登場してからというものの、ポルシェの外観はあまりかわらず、これがアイコンになっている。

一方の中身は大きく変わった。たとえば今回のフェイスリフトでは標準のモデルにさえターボ・エンジンが充てがわれ、フラット6の排気量は小さくなったのである。

かねてからのピュリストは、この ‘大変更’ に悲観的になっているかもしれないが、対するポルシェの方は冷静。すっかり落ち着き払っている。

なぜか。ポルシェは気づいたのだ。ブランドを永続させるには、ロジカルに物事を考えなければならないことを。ロジカルということは周りを見渡すことでもある。

最新のコマーシャルをご覧になっただろうか? スクリーンにはモハメド・アリがモハメド・アリと戦っている姿が映しだされている。己に克つというメッセージだ。

周りを見渡すと同時に、これまでのポルシェから脱皮する。空冷から水冷に変わった時もそうであったのだ。テスト対象はカレラS。価格は£85,857(1,386万円)〜。

■特徴

“エンジンに空気を送りこむためにリア・スポイラーからの空気流入量が増えた。デザインを損なわずに実現している好例である” ― マット・プライヤー (ロードテストエディター)

今回のフェイスリフトに際して「ドア・ハンドルが変わったよね」という人がいたとすれば、かなりのポルシェ・フリークであろう。

現行型は、ドア・パネルとドア・ノブがダイレクトに繋がっているのに対して、前期型はドアノブの土台が別パーツになっていた。見栄えをよくするための変更だ。

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