アルファ・ロメオ・ステルヴィオがニュルブルクリンクでテスト

公開 : 2016.05.11 22:20  更新 : 2017.06.01 01:31

アルファ・ロメオのSUVモデル、ステルヴィオがニュルブルクリンクでテストされている。われわれとしては、専用のボディを被せたステルヴィオをキャッチしたのは、これが2回目となる。以前イタリアでテストされていた時は、フィアット500Lのボディに改造を加えていたものが被されていたからだ。

まだまだカモフラージュは厚いが、ステルヴィオがマセラティレヴァンテのようなクーペのようなルーフ・ラインを持つことは確認されている。噂によれば、兄弟車として造られるとも言う。

エクステリアとダッシュボードは、ジュリアの要素が多く採用されており、FCAのモジュラーがベースとなる。従って、基本となるプラットフォームは、まもなく発表されるであろうフィアットおよびジープのミドル・サイズのSUVと共有することとなる。

しかし、エンジン・ラインナップは独自だ。

このうちジープは屈強なオフローダーで、フィアットはオフロード能力とオンロード能力を持ち合わせるモデル、そしてアルファ・ロメオは最も高いパフォーマンスを持つモデルという性格付けだ。

このステルヴィオのエンジンについては、ジュリアと多くを共用すると考えられる。2.2ℓのディーゼルと2.0ℓのガソリンがその中心で、共に幾つかのチューンが用意される。また、トップ・エンド・モデルのクワドリフォリオ・ヴェルデには、523psの3.0ℓV6ツインターボが搭載される。このクワドリフォリオ・ヴェルデは、ポルシェのハイ・パフォーマンスSUV群にも充分に対抗できるモデルとなる。

FCAのモジュラー・プラットフォームは、BMW 5シリーズのライバルとなる大きなサルーンにも対応できるもので、アルファ・ロメオの2つのユーティリティ・ビークルのベースとなる。そのうち1台がステルヴィオで、もう1台はステルヴィオよりも小型のモデルだ。

アルファ・ロメオは、まだステルヴィオのリリース・デートを明らかにしてないが、2017年の初めになる模様。ベーシック・モデルのライバルはBMW X3だが、パフォーマンス・モデルはポルシェ・マカンがターゲットとなる。価格は£40,000(610万円)からというレンジが予測される。

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