CES 2018で見つけた、奇抜なテクノロジー 11選

公開 : 2018.02.10 15:40

ラスベガスで開催されたCES(コンシューマー・エレクトロニクスショー)2018を訪れたAUTOCAR英国編集部員が目をつけた革新的なクルマ用機器をまとめてみました。

text:James Attwood(ジェームス・アトウッド)

コンシューマー・エレクトロニクスショーとは

ラスベガスで開催されたCES(コンシューマー・エレクトロニクスショーはモーターショーに比べてはるかにスケールが大きい。ラスベガスにある3カ所の大きなコンベンション・センターが会場となり、展示面積は21万平方メートル以上。さらに、プレス・カンファレンス用の会場が別に用意される。

1967年から毎年開催されているCESは、世界最大規模を誇るテクノロジーの見本市だ。まだ広く認識されてはいないが、近年では最大級のモーターショーへと変貌を遂げている。

最初の頃、自動車メーカーはCESでインフォテインメントやオーディオ・システムを展示していたが、今では積極的に参加して自動運転、コネクティビティー、電動化に欠かせない技術を紹介している。そして、ライバル社を出し抜いていち早く先端技術を手にするため、テクノロジー企業と取引を交わす場にもなっている。

今年のCESでは、多くの自動車メーカーが自動運転用のソフトウェアとハードウェアを展示し、さらには自動運転車両の将来的な使われ方に関するコンセプトを打ち出していた。

奇抜なものや非常に現実味を帯びているものなど、興味深いテクノロジーがいくつかあったのでここで紹介しよう。

日産リーフの電気でコーヒーを淹れる

日産はクルマのバッテリーから電気を取り出して家庭に供給するというコンセプトを実証するため、新型リーフの電力をマキアート・マシンに給電してみせた。

余談だが、このマキアート・マシンは、好きな写真をマキアートの泡部分にプリントできるらしい。

日産の電力供給システムの有用性は、CES開催2日目に会場全体が長時間の停電に襲われたとき、見事に証明された。

実用化はいつから?

クルマから家庭への電力供給システムは日本では既に利用可能で、電気代の節約にも貢献している。2019年までに世界各国での普及を目指す。

AUTOCARの評価 ★★★★★★★★★★

EVの増加に伴い、クルマから家庭への電力供給は必須になるだろう。

おすすめ記事