CES 2018で見つけた、奇抜なテクノロジー 11選

公開 : 2018.02.10 15:40

ヤマハのゴルフカート、好評を博す

ラストマイル・モビリティとは、例えば駐車場から職場まで、というようにクルマやバス、タクシーで移動するほどでもない短中距離を補完する交通システムのことで、特に障がい者や高齢者への貢献度が高い。

課題としては、こういった自動運転車をいかにして手ごろな価格にするか、が挙げられる。そのソリューションとして、ヤマハはゴルフカートのプラットフォームを流用し、19km/hという低速の06GENを提案する。

搭載されている3Dライダースキャナーが物体を検出し、車両下部に設置されたカメラが道路表面を撮影する。走行しながら撮影した映像と、事前に撮影した道路表面の映像を照合し、正確な自車位置を特定して走行するというものだ。

実用化はいつから?

既にテスト段階にある。システムの信頼性を向上させられれば、ゆくゆくはゴルフカート以外の自動運転車にも幅広く適用できそうだ。

AUTOCARの評価 ★★★★★★☆☆☆☆

素晴らしい技術だが、ゴルフカートというのが残念。

TuSimpleの自動運転トラック

CESで最もサイズが大きかった自動運転車両は、TuSimpleが特別に改良したピータービルトだ。

この中国企業は、Nvidiaとピータービルトと提携してレベル4の自動運転専用トラックを3台設計開発し、アリゾナ州の道路で16,000km以上のテスト走行を完了している。

実用化はいつから?

2019年までに、自動運転トラックがアリゾナ州の物流センターから宅配荷物を集荷して輸送し、最終的な配達を人間が行う、というシステムの開始を目指している。

AUTOCARの評価 ★★★★★★★★☆☆

自動運転技術が長距離輸送にもたらす影響は大きい。そのため、完全な安全性が確保されなければなるまい。

おすすめ記事

 

自動車ニュースの人気画像