フォルクスワーゲン フォードとの協力認める 合併は否定

公開 : 2018.11.20 11:10

フォルクスワーゲンは、商用車の開発においてフォードと提携する方針を認めました。さらに、他の分野でも協力の可能性を模索するものの、合併については否定。今後はEVへ注力しますが、内燃機関も重要だと語ります。

もくじ

商用車以外でも協力
低走行ユーザーにはEVが第一選択に

商用車以外でも協力

フォルクスワーゲン・グループが、フォードと商用車の開発において提携することや、「他の方面での協力」を模索していることを、VWのハーバート・ディエスCEOが認めた。

今月に入ってから、フォルクスワーゲンとフォードの提携についてのうわさが流れていた。ディエスは会見において、商用車開発での協力について「提携の核心」と述べており、「商用車以外での協力の可能性を見出した」とも発言している。

しかし、ディエスはフォードとの完全な合併については「話題に上がったこともない」として否定。

会合において、ディエスは今後5年間にわたってEV、自動運転、コネクテッドカーへの投資を現在の340億ユーロ(4兆3700億円)から440億ユーロ(5兆6600億円)規模へと拡大する方針を示した。これは同社の総支出額の3分の1に相当する。

このうち300億ユーロ(3兆8600億円)は電動モビリティに割り振られ、プラットフォームやパワートレインに加えインフラ整備にも充てられる。

おすすめ記事