【運転を愛する人が求めるすべて】BBR GTi MX-5 スーパー220 224psのロードスター

2020.01.31

サマリー

英国中部、ブラックリーを拠点とするチューニングショップが手掛けたマツダMX-5(ロードスター)その内容は、2.0Lエンジンのパワーアップだけではありません。BBT GTi社が見事に仕立て上げた1台を、英国で試乗しました。

もくじ

2.0Lスカイアクティブ-Gから220ps以上
エンジンだけではない、気になるメニュー
同価格帯で他を圧倒するほどシャープ
エンジンを引き立てる絶妙なサスペンション
求めるすべてを1台に融合させた
BBR GTi MX-5 スーパー220のスペック

2.0Lスカイアクティブ-Gから220ps以上

text:Richard Lane(リチャード・レーン)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

 
BBT GTi社のスーパー220は、マツダMX-5(ロードスター)用の最新チューニングキット。英国にも導入された2.0Lのスカイアクティブ-Gエンジンを強力に変えてくれる。

この2.0Lエンジンを搭載したMX-5(ロードスター)は、ND型の中でもベストという評判を得ているクルマ。特にオプションのリミテッド・スリップデフにビルシュタイン製ダンパーとを追加した仕様が良い。一方で1.5Lエンジンの、気持ちよく深がるフィーリングも悪くはない。

BBR GTi MX-5 スーパー220(英国仕様)
BBR GTi MX-5 スーパー220(英国仕様)

このスーパー220キットは、新しい2.0Lユニットと1.5Lユニットの個性を、組み合せて引き上げたような印象。英国のオーナーならBBT GTiのガレージへ直接向かって、愛車に装備させるパーツを選ぶことも可能だ。

高性能カムと、バブルスプリングやリテーナーに置き換えられたエンジンだけではない。美しい4-1形状のステンレス製のエグゾーストマニフォールド、BBR GTiのエアインテークや、K&N社のエアフィルターなどが用意されている。

それらの効果を統合するのが、ECUの書き換え。英国仕様の標準では183psとなる最高出力は、名前の通り220ps以上へパワーアップ。フェラーリ430スクーデリアのような特徴的な排気音も付いてくる。

チューニングの費用は2682ポンド(38万円)。通常はインストールに3日間を要するが、急いでいるのなら600ポンド(8万円)を追加すれば、1日で仕上げてくれる。

ただし今回は基本的なスーパー220のチューニング以上の内容を受けたクルマ。試乗した限り、基本キットに追加したくなること請け合いだった。

エンジンだけではない、気になるメニュー

ゴージャスな深みのあるゴールドが眩しいホイールは、OZ製のウルトラレッジェーラ。グッドイヤーのイーグルF1タイヤとのセットで1500ポンド(21万円)。ウィルウッド社製のブレーキキャリパーは、ホースとのセットで765ポンド(11万円)で装備できる。

ボディの下側を覗くと、アイバッハ製の真っ赤な調整式アンチロールバーが見える。こちらは560ポンド(8万円)。シェフィールド・スチール製のBBT GTi社オリジナルスポーツスプリングも、560ポンド(8万円)。

BBR GTi MX-5 スーパー220(英国仕様)
BBR GTi MX-5 スーパー220(英国仕様)

ダンパーはマツダ・オプションのビルシュタインのままだが、圧縮時のスプリングレートは10%高められている。車高は、ノーズをこする心配が出てくるものの、30mmほど下がる。

チューニングメニューを包むボディには、フロントスプリッターにサイドスカート、リアエプロン、リアスポイラーといった、マツダ製のエアロキットが装備されている。ボディサイドの派手なステッカーは選ばなくてもいいだろう。読者に知ってもらうべく、BBR GTiのデモ車両として貼ってある。

まっさらな新車状態で手に入れたいのなら、2.0LのマツダMX-5(ロードスター)の代金と合わせて、2万8500ポンド(407万円)ほど用意すれば間に合う。状態の良い中古車を持ち込めば、ぐっと費用は抑えられるはず。

BBR GTiのチューニングは基本的にエンジンや足回りなどメカニズムの部分のみ。この全部乗せ状態のデモ車両であっても、車内は基本的にいじられていない。

メーター類はアナログで、インテリアには一部レザーが用いられている。ステアリングホイールやシフトノブは細身。アルカンターラ仕上げや4点のハーネスもない。

 
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