【26万人の集団訴訟が決着】フォルクスワーゲン ディーゼル不正問題 補償額990億円で合意 ドイツ

公開 : 2020.03.02 10:50  更新 : 2020.03.02 23:01

ディーゼル車の排ガス不正問題で、VWはドイツ本国のオーナー26万人に対し、邦貨にして990億円の補償金を支払うことに同意しました。同社は依然としてそのほかの国々で多数の集団訴訟に直面しています。

ディーゼル車の排ガス不正問題

text:James Attwood(ジェームズ・アトウッド)

ディーゼル車の排ガス不正問題で、ドイツのオーナーが補償金の支払いを求めていた集団訴訟で、独フォルクスワーゲンは830百万ユーロ(990億円)の支払いに同意した。

26万人を超える、VWグループ車両のオーナーが、支払いを受けることとなる。

ディーゼルエンジンを搭載したフォルクスワーゲン・ゴルフ。
ディーゼルエンジンを搭載したフォルクスワーゲン・ゴルフ。

ドイツの消費者団体連盟(VZBV)とVWは、ブラウンシュワイクの法廷で行われた審理を経て、今回の合意に至っている。

VZBZは、排出ガス規制をクリアするための「不正なソフトウェア」を装備したVWグループ車両の、ドイツのオーナーの組織を立ち上げ、集団で訴訟を起こしている。

約26万人の集団訴訟のメンバーが、配当を受ける資格があると推定されている。

それぞれが受け取る金額は、年式とモデルによって異なるが、1350~6257ユーロ(16万~75万円)になると予想されている。

2015年に発覚したスキャンダルにより、VWはすでに250億ポンド(3兆4375億円)以上の罰金と費用を支払っている。

VWグループはこれまでに、アメリカおよびオーストラリアのオーナーとの和解に達しているが、ヨーロッパで起こされた訴訟に対しては、規制が異なることを理由に、違反はないと主張していた。

VWは、昨年後半に訴訟手続が開始された英国をはじめとする、その他の国々で、依然として多数の集団訴訟に直面している。

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