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2019.08.22

VW、「今さら」ディーゼル拡充のワケ ガソリンとどっちが買い得? 冷静な視点を

編集部より

フォルクスワーゲンが、ゴルフにディーゼルを搭載した「TDI」を追加。しかし「今さら」という声もあがっています。メーカーとユーザー両方にメリットはあるのでしょうか。

もくじ

VWゴルフがディーゼル搭載 大幅充実
北米のVWディーゼル不正で導入遅れ
今になってディーゼル導入 メリットは?
ディーゼルへの視線 長所/短所を冷静に

VWゴルフがディーゼル搭載 大幅充実

text:Yoichiro Watanabe(渡辺陽一郎)

日本車と輸入車の違いに、クリーンディーゼルターボ搭載車のラインナップがある。

日本車でディーゼルを選べるのは、マツダのCX-5やマツダ3、トヨタランドクルーザープラド、三菱デリカD:5などに限られる。日本車ではハイブリッドが普及している代わりに、ディーゼルエンジン車は少ない。

新たに追加されたディーゼルのゴルフ「TDI」
新たに追加されたディーゼルのゴルフ「TDI」

しかし輸入車は逆だ。ハイブリッドも増え始めたが、ディーゼルが圧倒的に多い。特にSUVでは、ディーゼルの販売比率が80%前後に達する車種もある。

ディーゼルのメリットは、ターボと組み合わせることで実用回転域の駆動力が高まり、効率が優れているために燃料消費量も節約できることだ。

日本では軽油に課せられる税金がレギュラーガソリンよりも安いため、税込み価格も軽油が下まわる。

例えば軽油価格が1L当たり125円の場合、すべての税金を除いた本体価格は83.22円だ。レギュラーガソリンは、本体価格が77.66円でも、小売価格は1L当たり145円に達する。本来価格はレギュラーガソリンが安くても、税金が高いために小売価格では逆転するわけだ。従ってディーゼルの経済性が一層際立つ。

先に述べた通り、ディーゼルはSUVで人気が高い。SUVはボディが重く背が高いので、空気抵抗も大きく、燃料消費量が増えやすいからだ。

そのために既に売られているSUVのVWティグアンでは、ディーゼルの販売比率が80%に達する。ほかの車種も50%以上だから、VWにとってディーゼルは待望のバリエーションであった。

 
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