【2タイプ登場か】フォルクスワーゲンの新型EV「ID.4」 サイズはティグアン級?

公開 : 2020.06.29 19:25  更新 : 2021.02.02 18:48

フォルクスワーゲン「ID.4」の続報です。先日その姿がリークしたばかりの新型EV。販売時は、2タイプのボディ・スタイルで登場する見込みです。サイズは、ティグアン・クラスになるとレポートされています。

ID.4 8月に正式発表か

フォルクスワーゲンは、一部地域で受注が始まった「ID.3」に続いて、より大きなサイズのSUV「ID.4」の発売に向けて動いている。

この新型EVは、間もなくフェイスリフト・モデルが発売される、第2世代のティグアンと同等サイズで、最大5名まで乗車が可能となっている。

中国でリークした「フォルクスワーゲンID.4」と考えられる新型EV。
中国でリークした「フォルクスワーゲンID.4」と考えられる新型EV。

ID.4は、8月下旬に発表され、2021年の第2四半期に英国での納車が始まる可能性が高い。

実用性を重視した標準モデルは、テールゲートが直立しているスタイル。それとは別に、クーペのような外観のスポーツティ・バージョンも提供される見込みだ。

導入当初のモデルは、1基の電気モーターを搭載した後輪駆動で、204ps/31.7kg-mを発生。

また、2基のモーターを搭載し、合計で306ps/45.9kg-mを発揮する四輪駆動の「ID.4 GTX」が、発表から12か月以内にラインナップに追加されるだろう。

こちらは、最大83kWhのバッテリーを搭載し、最長で500kmの航続距離を実現する。

いずれのモデルも、最大125kWの急速充電に対応し、ドイツ、中国、米国で生産される予定となっている。

一方でID.3についての続報も入ってきた。

ID.3 9月から納車開始

フォルクスワーゲンの新CEOであるラルフ・ブランドシュテッターは、車載ソフトウェアの問題に見舞われていた「ID.3」の納車を、9月初旬から欧州・英国で開始することをすでに明らかにした。

システムが利用可能になり次第、無料のソフトウェアアップデートが提供されるが、準備が完全にできるまで、納車を遅らせることも可能となっている。

欧州で受注が始まった新型EV「フォルクスワーゲンID.3」。
欧州で受注が始まった新型EV「フォルクスワーゲンID.3」。

この電動ハッチバックは、最終的には3種類のバッテリー容量、2つのパワースペックで提供されるが、初期はファーストエディションのみの提供となる。

ファーストエディションは、中型の58kWhバッテリーを搭載し、後輪を介して204ps/31.6kg-mを発揮し、最高速度は160km/h、航続距離は418kmを達成する。

また、100kW DCチャージャーおよび、11kW ACシステムに対応している。

ID.3は、初めにベーシック、プラス、マックスの3つのトリムレベルで提供されるが、英国ではミドルレンジの「プラス」のみが提供される。

英国向け仕様の詳細は、まだ確認されていないが、19インチ・アロイホイール、リアスモークウインドウ、リアビューカメラ、および「ダイナミック」LEDライトが特徴となっている。

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