フォルクスワーゲン・ティグアン 詳細データテスト おすすめは実用グレード デジタル化はほどほどに

公開 : 2024.06.02 20:25

フォルクスワーゲンのグローバルなベストセラーSUVが3代目に移行。メカニズムやデジタル装備など、従来からの改良は明らかに感じられます。選択肢の多さも魅力ですが、それだけにユーザーの賢明なチョイスが求められます。

はじめに

フォルクスワーゲンのワールドワイドでのベストセラー、ティグアンが3世代目となった。従来モデルのステータスを守るべく、プラットフォームにサスペンション、ハイブリッドパワートレインなどに最新技術を用いている。

フォルクスワーゲンがこのクルマをフル電動化しなかったのは、最近の情勢が影響してのことだろう。そのぶんラインナップには、フルEVのように使える航続距離を謳うプラグインハイブリッドや、ガソリンハイブリッド、ハイパワーなガソリン4WD、さらには最近では敬遠されがちなディーゼルも用意されている。

テスト車:フォルクスワーゲン・ティグアン1.5 eTSI 150 R−ライン
テスト車:フォルクスワーゲン・ティグアン1.5 eTSI 150 R−ライン    MAX EDLESTON

選択肢豊富で、ウォルフスブルグが幅広いユーザーのニーズに応えようとしていることが見て取れる。今回のテスト車は、前輪駆動の1.5Lマイルドハイブリッドだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    英国編集部ロードテスト・エディター
  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    英国編集部ライター
  • 撮影

    マックス・エドレストン

    Max Edleston

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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