【改良新型に】マツダ3 SKYACTIV Xとディーゼルを、パワーアップ マニュアル仕様を拡大

公開 : 2020.11.19 11:40

「マツダ3」が、2020年モデルとしてマイナーチェンジを受けました。スカイアクティブXの進化、ディーゼル・エンジンの改良、足回りの変更をレポートします。MT派には嬉しい、マニュアル仕様の追加も!

もくじ

「eSKYACTIV X」へと進化
SKYACTIV Dの進化
足まわりの進化/6速MT
安全装備/WCDOTY記念モデル

「eSKYACTIV X」へと進化

text:Wataru Shimizudani(清水谷 渉)

11月19日。マツダはCセグメント・ハッチバック&セダンの「マツダ3」を、商品改良して発売した。

今回の改良は、11月9日に発表されたマツダの中期経営計画見直しの主要施策の1つ「ブランド価値向上への投資」として、「制御技術によるハードウェアの価値の進化」を、ソフトウェアのアップデートのみで実現している。

マツダ3 100周年記念車
マツダ3 100周年記念車

したがって、ボディまわりに変更はない。マツダ3の主要な進化ぶりの概要を紹介していこう。

SKYACTIV X パワーアップ

マツダが、世界で初めて実用化した独自の燃焼方式「SPCCI(火花点火制御圧縮着火)」と、独自のハイブリッドシステム「Mハイブリッド」を採用した新世代ガソリンエンジン「eSKYACTIV X」。このシステム搭載車のエンジンとトランスミッションを制御するソフトウェアがアップデートされた。

このアップデートにより、アクセルペダルを踏んだ瞬間、踏み方に応じて、ドライバーの意図に応える瞬発力を高めた自在感を洗練している。

「SPCCI」の燃焼制御を最適化することで、ほぼすべてのエンジン回転域でトルクと出力を向上。パワースペックも、最高出力は190ps/6000rpm、最大トルクは24.4kg-m/4500rpmと、従来モデルのものより10ps/約1.6kg-mアップしている。

また、高応答エアサプライの過給を緻密に制御し、素早いアクセル操作に対してより速やかに過給することで、応答性も向上させている。

この新しいシステムを搭載したモデルには、フロントフェンダーとリアコンビランプそばに「eーSKYACTIV X」専用の新しくデザインされたバッジを装着する。

なおマツダでは、従来型マツダ3の「SKYACTIV X」搭載車のオーナーに対して、このソフトウェアのアップデートを無償で実施する方向で検討している(国土交通省の認可が必要となる)。

SKYACTIV Dの進化

クリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV D 1.8」搭載車も、ソフトウェアのアップデートにより、ディーゼルエンジンらしいトルクフルな走りを幅広いシーンで強化している。

1.8L(1756cc)の総排気量や14.8の圧縮比はそのままだが、パワースペックは、最高出力が130ps/4000rpmと、従来型より14psアップされた。

改良新型マツダ3セダン
改良新型マツダ3セダン

最大トルクは27.5kg-m/1600-2600rpmと従来型と変わらないが、より広いエンジン回転域で力強いトルクを発揮する制御を行うことで、アクセルを踏み始めた瞬間の応答を大幅に改良している。

たとえば、高速道路での合流・追い越しなど、エンジン回転数が3000rpm以上でアクセルを踏み増して一気に加速するシーンにおいては、より力強いトルクを瞬時に生み出し、ディーゼルエンジンの強みであるパワフルな加速を持続的に発揮する。

さらに、ディーゼルエンジンならではの高い経済性はそのままに、アクセル操作に対して遅れなくトルクを発揮し、ドライバーが意図したとおりにクルマが応答するように燃焼制御を見直している。

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