Fタイプにブラックの装い

ジャガーは、Fタイプのラインナップを拡充し、新たにRダイナミック・ブラックを設定した。このグレードは欧州仕様のクーペとコンバーチブルに追加され、スタイリングのアップグレードと装備の向上が施される。

Fタイプの4気筒およびV8エンジン搭載車に用意されたRダイナミック・ブラックは、6万4495ポンド（967万円）からとなっており、以前はオプションだったブラック・エクステリア・パックが標準装備されている。

このパックでは、シルバーのトリムをすべてブラックのものに変更し、他のモデルにはない専用の20インチグロスブラック・アロイホイールを装着する。ボディカラーは、サントリーニ・ブラック、アイガー・グレー、フィレンツェ・レッドの3色だ。

インテリアでは、スエードのヘッドライナーとそれに合わせたスエードのインストゥルメント・クラスター、エボニーまたはマーズカラーのレザー、12ウェイ電動調整式スポーツシートが標準装備されている。

Rダイナミック・ブラックのパワートレインなどは、既存のFタイプのラインナップと同じだ。エントリーモデルの4気筒インジニウムエンジンは300psで後輪駆動のみ、5.0L V8モデルは450psで後輪駆動または全輪駆動のいずれかを選択できる。スーパーチャージャー搭載のFタイプRは全輪駆動のみで、最高出力は575ps、0-97km/hを3.5秒で達成する。

ジャガーのデザイン・ディレクターであるジュリアン・トムソンは、次のように述べている。

「新しいFタイプRダイナミック・ブラックを作ることで、内外観をさりげなく向上させると同時に、ラグジュアリーとスポーツの両方の要素を強化することができました。その結果、より志の高い、存在感のある個性的なデザインになりました」

この新しいグレードは、今年末に生産を終了する予定のファースト・エディションに代わるものだ。

画像　英国のスポーツ・スピリッツを受け継ぐジャガー【ジャガーFタイプを写真で見る】　全108枚