日産サクラ、タクシーに 京都府で軽EVタクシー運行開始 エムケイなど3社で

公開 : 2022.11.21 14:20

日産の軽電気自動車「サクラ」が京都府内で運用するタクシーに採用されました。エムケイ株式会社など3社で運行されます。

軽EVタクシー運行開始

日産は、一般社団法人京都府タクシー協会に加盟するエムケイ株式会社、都タクシー株式会社、京都第一交通株式会社の3社において、軽電気自動車「サクラ」が京都府内で運用するタクシーに採用されたと発表した。

同タクシー会社3社では、「サクラ」を軽EVタクシーとして11月16日より運行を開始している。

日産サクラタクシーを運行する。画像はエムケイ株式会社の車両。エムケイ株式会社は日産リーフやヒョンデ・アイオニック5での運行実績もある。都タクシー株式会社でも三菱アイミーブタクシーを京都で運行した実績をもつ。
日産サクラタクシーを運行する。画像はエムケイ株式会社の車両。エムケイ株式会社は日産リーフヒョンデアイオニック5での運行実績もある。都タクシー株式会社でも三菱アイミーブタクシーを京都で運行した実績をもつ。    日産

今回の京都府内における軽EVタクシーの導入は、EVのパイオニアとしてEVの開発、および普及に取り組んでいる日産と、京都議定書採択の地であり、環境先進都市としてカーボンニュートラルの実現に向けて取り組む京都府と、京都府タクシー協会に加盟する3社が連携し、EV活用を通じて脱炭素社会の実現を目指すもの。

世界有数の観光地である京都府は、歴史ある小道や坂道が多いため、軽自動車ならではの小まわり性能に優れ、環境にも優しい軽EVタクシーの需要は高く、さらにEVならではの力強く滑らかな加速もいかされる街並み。

また、2022年10月の政府主導による水際対策の緩和などで、再び外国人観光客の増加も見込まれる中、タクシーのEV化による排出ガスの削減は、同府にとって環境課題解決に向けて意義のある取り組みとなる。

今回「サクラ」を導入したタクシー会社3社では、日産と連携し、EVによる地球環境にも優しい移動を幅広い乗客に感じてもらえるよう、11月16日から2023年2月末までの期間、「サクラ」のタクシー全台を「DONATION TAXI(ドネーションタクシー)」として運行する。

「ドネーションタクシー」は、「サクラ」のタクシー利用客の乗車距離に応じた一定額を、環境団体に寄付するシステムで、タクシーを利用するだけで、間接的に環境支援に関わることのできる。

また、今回の軽EVタクシーの運行を記念し、京都府内の小学生が「めざせCO2ゼロチャレンジ」をテーマに描いたイラストの中から選ばれた3作品を車体に施した特別なタクシー車両が、各タクシー会社で1台ずつ、合計3台運行する。

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    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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