電動ミニバンにパフォーマンスモデル

フォルクスワーゲンは、今年後半にID.Buzzの派生モデルとして「GTX」を発表する予定だ。デュアルモーターを搭載した、四輪駆動の高出力モデルとなる。

フォルクスワーゲンの研究開発部門の責任者カイ・グルーニッツは、2023年の欧州カー・オブ・ザ・イヤーのイベントでID.Buzz GTXについて語った。

「GTXは、250kW（340ps）の出力、専用のインテリア、新しいボディカラー、追加機能を備えたクールな高性能モデルになります」

ID.Buzzでは、GTXとは別の四輪駆動モデルの発売も検討している。

グルーニッツは、今夏登場する予定のロングホイールベース仕様についても触れ、現行モデルよりもフレキシブルなシートレイアウトを実現することを明らかにした。現行モデルでは、後部座席は60/40分割の3人掛けベンチシートのみで、取り外すことはできない。

ロングホイールベース仕様は、標準車より25cm長くなり、7人乗りとなる予定だ。

「3列シートで7人乗りとし、向きを変えられるキャプテンチェアも装備する予定です」

キャンピングカー仕様の開発状況について尋ねると、グルーニッツはこう答えた。「キャンピングカー仕様もあります。いま、最初のコンセプトを作っているところです」

このキャンピングカー仕様は、ID.Buzzカリフォルニアとして2025年に導入される可能性が高いと考えられる。

画像　電気で走るワーゲンバス！新世代の電動ミニバン【フォルクスワーゲンID.Buzzを写真でじっくり見る】　全57枚