レクサスLS600hL バージョンL

公開 : 2012.11.26 18:58

スピンドルグリル顔へのチェンジとFスポーツの導入が話題の新型(フルチェンジではないのがこれまた話題)LSは、しかしそれらのトピックや仕様に一切触れない/乗らないとしてもちょっとビックリものだ。なぜかというと、これまで同車を特徴づけていた感のあるモロモロが今回かなりサッパリとなくなっていたから。
 たとえば。介入の唐突さをわからなくしようわからなくしようと頑張っているところもかえってマイナスな、制御というかニセ手応えてんこ盛りのEPS(電動パワステ)の舵感。日常的にしょっちゅう出くわすホンのわずかな路面の逆境にもきわめて敏感な乗り心地。座った瞬間からソワソワしはじめるシートの掛け心地。主にそうしたところが要因で、レクサスLS、簡単にいうと「あまり乗っていたくないクルマ」だった。

そうしたモロモロがなくなった新型LSを運転して、いきなりガーン!! とはこなかった。そうではなく、「アレ?!」。間違いなくLSなのにLSじゃないみたいで、ちょっと不思議な感じ。でもクルマ自体は、不思議でもナンでもなくフツーにヨカッタ。乗ってフツーにイイと思えるLS。そういうのが出たというのはビックリなこと。

乗っただけではまだ腑に落ちなかったので、翌日もういっぺん、プレス試乗会をやっているホテルへいってみた。作った人の話をききに。

で結論としては、まずはボディ。車体の骨格の(スペック的な捩じりや曲げではなく)ダイナミッククオリティのよしあしに及ぼす影響が大きいところをガッチリさせた。プレス資料的には、接着やレーザースクリュー溶接といった新しい接合方法の導入というあたり。それらが効いている。

従来は、車体骨格がたわんで逃げてしまって出るべきハンドル手応えが出なかったのをEPSの制御で“盛って”いたという。それが今度は、「素で(手応えが)くるようになったんですよ」。

これもヘンではなくなったシートは、「骨盤を安定して支えられる形状に……」。やはり、設計の基本中の基本のところをちゃんとさせた。違いには、ちゃーんと理由と根拠があった。

レクサス・LS600hL バージョンL

価格1250.0万円
0-100km/h6.3秒
最高速度180km/h
燃費10.8km/ℓ
CO₂排出量218g/km
車両重量2320kg
エンジン形式V8DOHC, 4968cc
エンジン配置フロント縦置き
駆動方式4輪駆動
最高出力394ps/6400rpm
最大トルク53.0kg-m/4000rpm
圧縮比11.8:1
電気モーター224ps/30.6kg-m
システム出力445ps
変速機電気式無段
全長5090mm
全幅1875mm
全高1475mm
ホイールベース2970mm
燃料タンク容量84ℓ
荷室容量330ℓ
サスペンション(前)マルチリンク
(後)マルチリンク
ブレーキ(前)φ357mmVディスク
(後)φ335mmVディスク
タイヤ235/50R18

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