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E60型 BMW M5のDSC修理 ユニットへの浸水によるグリス焼き付きとサビ ディーラー見積もりは50万超え!



Jスクエアの永井です。
今回は『BMW E60 ABS修理』のご紹介です。

ご依頼くださったお客様が、はじめにディーラーでお見積もりしたところ、なんと50万超え!
そのため、他の方法がないかWEB検索し、弊社を見つけてくださったとのことです。
 
 

診断

診断機を接続して、チェック。
入力されていた故障コードはこちら。



・5DF0 DSCハイドロリックユニットポンプモーター
・5DF1 DSCハイドロリックユニットポンプモーターコネクター

オーバーホール可能な内容でしたので、修理していきます。
 
 

取り外し



E60のABSユニットは車のフロント左、インナーフェンダーを取り外すとアクセスできます。
今回のお車、BMW E60はABSユニットが低い場所に装着されているので水が浸入しやすく、錆びていることがよくあります。
ちなみに一番下に装着されているのがGM アストロで、左フロアの1番下に装着されています。
 



こちらのDSCユニットを修理していきます。
 
 

DSCユニットの修理

ユニットを基盤部分とポンプに分解します。



水が浸入した影響で、ベアリンググリスがコイルに付着し、写真のように焼き付いていました。
さらにはサビも発生していました。
 



左が焦げたコイルで、右が正常なコイルです。
こちらはコイルを交換します。
この後、基盤修理したDSCユニットを取り付けて
修理作業は完了です!

他の車種では経年劣化による故障が多いのですが、E60はDSCユニットが水に濡れやすいところに設置されているため、
今回のような焦げやサビが故障原因となり、DSC 警告灯が点灯するケースが多いです。

弊社ではユニット修理とともに、防水処理も施すため、水が浸入しにくくなりますが、
万一、水害などで水の中を走行した場合には対応できませんので、ご注意ください。

お困りのお客様は、お気軽にご相談ください。

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