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ポルシェ997ターボ車検整備 ウォーターポンプ、ドライブシャフトブーツ交換


こんにちは、Jスクエアの永井です。
今回は997型ポルシェ911ターボの車検整備を承りました。

点検していくうちに、ウォーターポンプとドライブシャフトブーツに
不具合・破損があることがわかりました。
これらのパーツは経年劣化していくため、車検時に交換することの
多い部品ですね。
 
 

ウォーターポンプ交換

ウォーターポンプはエンジン内に冷却水を循環させる役割があります。
この働きによってエンジンが適正な温度に保たれます。
冷却水の循環が滞ると、オーバーヒートなどの原因となります。

今回はエンジンの回転数に連動して『ガラガラ』と異音が出ていました。


こちらがウォーターポンプです。
エンジンからプーリーとベルトで動力を取り出してポンプを駆動、
内部の羽根を回転させて冷却水を循環させています。
 


冷却水が漏れ、赤く固まっています。

ベルトを外し、ウォーターポンプを触ってみると、ガタがありました。
ガラガラ音や冷却水漏れは、ウォーターポンプの劣化が原因ですね。


取り外して新しいウォーターポンプと交換します。
 


左が取り付けられていたウォーターポンプ、
右が今回交換する新品です。

交換するとガラガラ音も解決しました。
続いてドライブシャフトブーツの交換を行います。
 
 

ドライブシャフトブーツ


ドライブシャフトブーツに入っているグリスが飛び出し、
ブーツ表面だけではなく、周囲にもグリスが飛び散って付着しています。

ブーツ類の破損は車検でもよく指摘される部分ですので、
整備時には点検と必要に応じて修理が必要です。
今回のようにグリスが漏れている状態では、車検には合格できません。
 


取り外したドライブシャフトです。
インナー側(ミッション側)のブーツが左右共に切れて、
中のグリスが少なくなっていました。
 


ドライブシャフトを分解して、洗い油で洗浄したところです。
キレイになった部品を組み上げてグリスを注入、新しいブーツを取り付けます。



キレイになりました。
以上で、ドライブシャフトブーツの交換が完了しました。

グリスが漏れてしまうと、回転・摺動部の潤滑が行われなくなり、
また、砂利などの異物がドライブシャフト内に混入してしまいます。
その結果、最悪はジョイントの破損やシャフトがロックしてしまい
走行不能に陥ってしまう危険性があります。

今回は、ウォーターポンプ、ドライブシャフトブーツの交換の必要があるケースでした。
なお、ドラシャブーツが切れてグリスが飛び出していても、
普通に走ることができるので、点検しない限り気付くことができません。
放置する期間が長いほど大きなトラブルにつながりますので、
2年に一度の車検だけではなく、12ヶ月点検も実施していただいた方が安心です。

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