スバル・インプレッサABS修理 部品は供給終了のためオーバーホール対応

こんにちは、Jスクエアです。
GD型スバル・インプレッサがABSランプ点灯とのことで修理をご依頼いただきました。

点灯していた故障ランプがこちら。
・ABS
・サイドブレーキ警告灯
すでにディーラーさんに相談・診断はされていたのですが
ディーラーさん「ABSユニットが故障していますが、もう部品が出回っていないので修理できません」
なんと部品の供給が終わってしまっているとのことです。
新品部品への交換ができない状況になってしまい、弊社にご相談いただきました。
今回のように、部品の供給終了のため、オーバーホールを選択される
ケースもけっこう多いですね。
診断
ABSユニットの故障箇所を特定するため診断を行います。

以下のような故障コードが入力されていました。
3e00 RL減圧バルブ故障
こちらはオーバーホールで対応できます。
基板に不具合が発生しているようです。
ABSユニット取り外し〜修理

ABSユニットを取り外します。
インプレッサは右ヘッドライトの後ろ辺りに装着されています。

こちらが取り外したABSユニットです。
分解して基板部の修理を行います。
基板上の修理は顕微鏡で見ながらの手作業となります。

こちらが実際の基板です。
0.5mmほどの間隔の配線が断線することがあります。
断線している部分を1本ずつ繋ぎ直していきます。

こちらの基板では銅線よりも軽く耐食性に優れるアルミ導線が使用されています。
ロボットによる大量生産ラインでの加工方法(ボンディング)で取り付けられているため
経年と共に熱や振動で外れてしまうことがあります。
今回のケースもボンディング加工の部分が外れていました。
弊社ではボンディングは使用せず、銅線を手作業でハンダ付けして修理します。
1mm四方程度の小さな箇所の施工では、ボンディングよりもハンダの方が長寿命となります。

ABSユニットが生産終了の場合は、オーバーホールする他に修理の手立てはありません。
GD型インプレッサのABSユニットはメーカー供給が終了しているようですので
お困りの方は弊社までご相談ください。
株式会社 Jスクエア
TEL:045-511-7418 FAX:045-511-7419
ポルシェ専用窓口:045-511-7458
輸入車専門窓口:045-511-7496
営業時間:10:00〜18:00 定休日:日曜日、祝祭日
ABS・基板修理サイト https://abs-repair.com/
輸入車整備関連サイト https://jsquare.co.jp/
BMW車検関連サイト https://bmw-jsquare.com/
フェラーリ整備関連サイト https://ferrari-lamborghini.com/
ポルシェ整備・販売関連サイト https://porsche-jsquare.com/
株式会社Jスクエア 企業情報 https://j-square.info/
Facebook https://www.facebook.com/jsquare.jp/ E-mail:[email protected]

ポルシェ・マカンターボ 車検に向けた24か月点検 デフオイルなども交換
株式会社 Jスクエア | 2025.12.04

日産GT-R ABS修理 ユニット内部のサビが原因
株式会社 Jスクエア | 2025.11.16

ポルシェ997 水温計の針が動かない サーモと冷却系の劣化した部品を交換
株式会社 Jスクエア | 2025.10.23

F31 BMW3シリーズ 海外での使用に備えて下まわりの対策
株式会社 Jスクエア | 2025.10.11

ポルシェを手放すとき……オーナー様の想いを引き継ぐ買取り時のエピソード
株式会社 Jスクエア | 2025.10.06

ポルシェ964タルガ 12検で発見された思わぬトラブルの芽
株式会社 Jスクエア | 2025.09.20

ポルシェ997 パワーウィンドウからの異音 レギュレーターを交換
株式会社 Jスクエア | 2025.09.04

個人売買・18万キロのポルシェ991をオーナー様と徹底チェック!
株式会社 Jスクエア | 2025.08.29

ポルシェ981ボクスターのエンジン失火 段階を踏んだ部品交換で出費を抑える
株式会社 Jスクエア | 2025.08.21

ポルシェの点検現場より 12か月点検って必要? 作業のすべてを動画でお見せします
株式会社 Jスクエア | 2025.08.14