こんにちは、Jスクエアです。
いすゞ・ビッグホーンのABS警告灯点灯で修理を承りました。
こちらのビッグホーンのオーナー様。とても熱い思いでご相談いただきました。
　・ディーラー、修理屋さんには「部品がない」「直せない」と言われた。
　・メーカーには古い車を治せる技術を持った者がいない、部品もないと聞いてショックを受けた。
　・長女が生まれた時と同時に購入したこのビッグホーンに、来年社会人になる長女をに乗せてあげたい！
　・家族と共に走ってきたこのビッグホーンに、もうだけ少し乗りたい！
いただいたメールからはご家族とこのビッグホーンが長年楽しく過ごしてきた
事などが伝わってきて、とても感動しました。

直接クルマを診させていただいて、修理が可能かどうか判断するため
まずはご来店いただくことになりました。
　
　

▲こちらが点灯していた警告灯。
ABSランプのみが点灯していました。
　
　

ABSユニットは右ヘッドライトの後ろ、
バッテリー横あたりに装着されていました。

今回のビッグホーンでは、ABSユニットの基板（黒い部分）を外し修理します。

ポンプに付いているボルトを外し持ち上げることでABSユニットの取り外しが楽になります。
今回のケースでは、ブレーキ配管は外さなくでも大丈夫でした。

基板の収まっているケースは樹脂製で非分解構造になっていたので
超音波カッターでケース上部をカットし、基板にアクセスできるようにします。
　
　

メインの配線が断線していました。
長年の使用により、どうしても経年劣化が進んで不具合が生じてしまいます。
しかし、配線が断線していても大丈夫。
顕微鏡で見ながら1本ずつ配線を作り直すことで、正常に機能するよう修復できます。

今回のケースでもオーバーホールすることで、ABSも無事作動するようになりました。

これでビッグホーンもまだまだ活躍できますので、ぜひ娘さんを乗せてあげてくださいね！
大切なお車の修理依頼、ありがとうございました。