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ホンダ・インサイト ABSランプ点灯で車検に通せず、仮ナンバーでご入庫


こんにちは、Jスクエアの永井です。
 
今回は埼玉県からホンダ・インサイトのお客様がABS修理で来店されました。
ちょうど車検の時期とのことで、地元の整備工場さんに車検を依頼されたそうですが
ABSランプ点灯の修理見積もりが高額になってしまったため、
弊社にご相談いただきました。
 
タイミング的に車検切れとなってしまったため、
仮ナンバーを取得してお越しくださいました。
 
 

診断

 


診断機で故障か所を特定します。
下記の故障コードが入力されていました。
 ・52-1 モーターON/OFF固着
この故障コードはABSユニットのポンプ側の異常を意味します。
この内容でしたら弊社でオーバーホール対応が可能です。


ABSユニットを取り外し、修理を行います。
 
 

ABSユニット取り外し

 
このクルマはエンジンルーム内の運転席側にABSユニットがあります。
ABSユニットの上にエアコンの配管があるため、この配管を避けて取り外します。


こちらがインサイトのABSユニットです。
分解・修理を行います。
 
 

修理

 


まずはABSユニットを基板とポンプに分けます。
 
基板側では消耗部品のコンデンサやトランジスタ、コイルなどを
より品質の高い部品に交換します。そうすることでより長持ちさせる
ことができるのです。
 
さらにモーター側の修正なども行い、オーバーホールは完了です。
 
 

取り付けとエア抜き作業

 


修理の完了したABSユニットを車体に取り付けたら
ブレーキ圧送機を使用して、配管内のエア抜きを実施、
全ての作業が完了となります。
 
 
今回、車検整備の途中でABSユニットの不具合が発覚したため、
車検が切れた状態でのご入庫となりました。
 
車検が切れた車両は積載車での陸送もしくは仮ナンバーを取得して
ご入庫いただくことになりますが、仮ナンバーを市町村役場に申請する際には
「運転免許証・車検証・自賠責保険の保険証原本」が必要となります。
少々手間がかかってしまうため、ABSランプの点灯に気付かれた場合は
お早めに修理のご相談をいただければと思います。

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