RS-UNOの星野です。
　
先日、シトロエンC6のオーナー様から
「C6のヘッドライトには左側通行と右側通行の切り替えレバーがあるらしいけど知ってる？」
と聞かれました。
　
以前に並行輸入のC6にお乗りの方より、そのような機能があるとは聞いていましたが
実際に自分で確認したことはなく、今回確認してみました。

バラした右ハンドル日本仕様車のヘッドライトで確認してみると
背面のバルブを入れる穴の左外側にレバーがありました。

左側通行時はレバーを上げて、右側通行では下げる。
日本仕様ではレバーが上げられた状態になっています。

レバー上下で何を変化させるのかというと、
カットラインを変化させるようです。
上の写真のように、日本仕様はラインが左上がり右下がりになります。

左ハンドル、右側通行では、カットラインが右上がり左下がりになりますが
変化が少ないようです。
　
以前にもお話ししましたが、車検時のヘッドライトの検査方法が
来年8月から、完全にロービームのみにとなるので、
これからは今までのようにローがダメならハイビームで…とはなりません。
　
今まで並行輸入の左ハンドル車は、何とかハイビームで合格していましたが
今後は難しいと思います。
　
……で、何が言いたいのかといいますと、ヘッドライトにカットライン切り替えが
付いていたとして、並行の左ハンドル車が切り替えだけで車検合格できるのでしょうか？
　
なぜなら、右ハンドルと左ハンドル車で、ヘッドライトの部品番号が異なります。
レバー切り替えだけでOKならば、同じ部品で良いのではないでしょうか。
　
両方で検証していないので軽々とは言えませんが、ヘッドライトの光軸は
カットラインと上下左右で合わせます。
となると、右ハンと左ハンでは左右の移動量が違うため
調整可能範囲に入らなくなるのではないでしょうか。
　
今後機会があれば、左ハンドル車でも検証したいと思います。