ポルシェ356Bはシフトレバーが折れます

佐藤自動車工業所の佐藤です。
ポルシェ356AタイプではプリAのシフトノレバーを変更して、特に3速位置を近くしました。
でも、まだまだ175cm以下の身長では背伸びが必要な位置でした。
個人的にはAタイプの3速位置は、右奥によいしょ!と入れる感じが好きです。
356BのT-5は、単なるアメリカ向けへの変更仕様と思われています。
しかしシフトレバーとミッションとの取り付け部品、リンケージも含めて大幅に変更されているのです。
現代的な短いストロークになり、これを改良して最終のT-6ボディ、Cタイプのシフトとなります。
このT-5のシフトレバーは、部品番号が「695」から始まる「911プロトタイプ用」のナンバーが与えられています。
356関係の部品の中で「一番遅い開発番号」を持つ部品で、とても部品の変更が多いのもT-5、Bタイプです。

ドライバーが一番敏感に変更を感じるハンドル、シフトレバー、シートなど全ての見直しはT-5で始まっています。
T-5からのBエンジンのオイル系統の完全見直しも含めると、T-5からT-6ボディへの変更やCタイプのディスクブレーキ変更などは「わずかな」モデルチェンジと言えるでしょう。
初期のT-5からのレバーは、特にAタイプからの反省?も含めて左側に傾け、3速位置が近くなり「背伸び」しなくても届くようになりました。
ところが、このシフトレバーは「溶接」して作られているので、とてもよく折れます。
ここがT-5のシフトレバーで不思議なのですが、Aタイプでは「一体」で作っていたものを、なんでわざわざ分割したのか。
たぶん左側にオフセットしたくて溶接式にしたのだろう、と考えていますが、謎のままです。

ちなみにT-5のシフトレバーは突然ポッキリと折れますので、オーナーさんはご注意ください。
シャシーナンバーで108918から110406までの356Bです。
1960年の途中、車体番号110407から右ハンドル仕様が採用され、左ハンドル用と別部品の2種類のレバーになりました。
このレバーも溶接ですが、不思議と折れることは少なくなったようで、新型の溶接方法を採用したのか? と思っております。
ちなみに初期型シフトレバーの部品番号は695.424.011.02でした。
当時のかなり早い時期に「廃盤」にされ注文できなくしてあります。

SANYO DIGITAL CAMERA
佐藤自動車工業所
TEL:03-3651-1841 FAX:03-3652-5057
営業時間:9:00〜18:30 定休日:第2土曜日・祝祭日(休日に営業する場合もあり)
http://sato.car.coocan.jp E-mail:[email protected]

ポルシェ356にT-3とT-4はないのですか?
佐藤自動車工業所 | 2026.02.11

ポルシェ356が渋滞の中でエンストしたときは
佐藤自動車工業所 | 2026.02.02

ポルシェ356の正しいクラッチ操作は
佐藤自動車工業所 | 2026.01.24

本日より営業です 本年もよろしくお願いいたします
佐藤自動車工業所 | 2026.01.05

年末年始の営業に関するお知らせ
佐藤自動車工業所 | 2025.12.26

ポルシェ356は1955年式から1956年式でエンジンが変わります
佐藤自動車工業所 | 2025.12.16

ポルシェ356 S-90はヒーターも違います
佐藤自動車工業所 | 2025.12.08

ポルシェ356のイグニッションキーについて
佐藤自動車工業所 | 2025.11.28

ポルシェ356の暖機運転について
佐藤自動車工業所 | 2025.11.19

始動直後のアイドリングはNGです
佐藤自動車工業所 | 2025.11.11