クルマ漬けの毎日から

2021.07.24

1年間走っていない2016年製のスマート・フォーツー。義母が所有するこのクルマのことが気になっていたクロプリー編集長は、長距離ドライブに出かけることにしました。まずは、エンジン始動です

【クロプリー編集長コラム】1年間走らないと、クルマはどうなる?

もくじ

燃料タンクのガソリン 1年後は?
長距離ドライブ後 ご褒美

translation:Kaoru Kojima(小島 薫)

燃料タンクのガソリン 1年後は?

私の義母はスマート・フォーツー(2016年製)に乗っているが、この1年間ほとんど走っていないし、給油にも行っていない。

もしかしたら、燃料がダメになっているかもしれないと心配になり、私が走らせようと思い立った。

物の本によれば、ガソリンは6か月を過ぎると品質が低下するという。実際、スマートのエンジンをかけようとすると、予想どおり、エンジンはなかなか始動しない。

そしてようやく始動した後も、しばらくの間は安定しなかった。さらに運の悪いことに、燃料タンクはほぼ満タンだ。しかし、ジェリー缶とホースは手元にない(この2つは、若い頃の私には必需品だったのだが)。

長距離ドライブ後 ご褒美

そこで、タイヤの空気圧やヘッドライトなどの点検をして、いよいよ出発。安全に注意しながらハイスピードで、往復140mile(約225km)の距離を走る。

何も問題は起きなかったが、エンジンはあまりレスポンスが良くなく、スロットルの反応もいまひとつだった。

それで長距離ドライブ後、特別に97オクタンのハイオクガソリンを入れてみた(いつもは95オクタン)。

現在、スマートのエンジンは、腕時計のようにキビキビと正確に動作している。

イギリス全土には、ロックダウン期間中ずっと動かなかったクルマがたくさんあったはずだ。いったい今頃どれほど多くのクルマが、ペンキの剥離剤のようになった燃料で、この国の道路を走っているのだろうか?

関連テーマ

 
 

おすすめ記事

 

中古車の人気画像