クルマ漬けの毎日から

2021.09.11

2015年末、ポルシェはボクスターの名を「718ボクスター」に改めると発表。翌年、フラット4のターボモデルが誕生しました。今回は、その後登場したフラット6自然吸気の718ボクスターに試乗しました。

【クロプリー編集長コラム】ポルシェ718ボクスター、6気筒モデルに試乗

もくじ

待望のフラット6
さて結論は?
25周年に思うこと

translation:Kaoru Kojima(小島 薫)

待望のフラット6

AUTOCAR英国版編集部が長期テストしている「ポルシェ718ボクスターGTS 4.0」に、私の地元のコッツウォルズで試乗することになった。

このクルマはフラット6自然吸気エンジンを搭載している。

数年前にボクスターは「718ボクスター」という車名になり、フラット4ターボを搭載して登場した。

だがその時、まるで掃除機のようなサウンドだという批判の声が聞かれた。

その後、愛好家と自動車ジャーナリストの要望に応えようと、ポルシェはフラット6自然吸気の718ボクスターGTS 4.0を誕生させたのだ。

さて結論は?

予想通り、フラット6のボクスターは素晴らしい。あの911よりも実用的だ。

その理由は小型であること、またハンドリングもよりニュートラルでバランスが良いからだ。

だが、4気筒よりもこの6気筒を高く評価する他の多くの自動車ジャーナリストの意見に、すぐに賛同しようとは意外にも思わなかった。

今回フラット6自然吸気モデルに試乗してみて、誕生から25年になるボクスターというスポーツカーの特徴は変わったと、私は感じている。かなりハイスピードで運転しなければ、最高のサウンドとパフォーマンスを体験できない。

さらに現時点では、低いスペックの718ボクスターに搭載されている、4気筒の軽量エンジンのほうが私の好みに合うのではないかとも考えている。

ともかく、近いうちにフラット4の718ボクスターを借りて、確認してみるつもりだ。現時点での印象が間違っていたという結果に終わるだけかもしれないが。

25周年に思うこと

ところで、ボクスターは今年、発売から25周年を迎えている。

911の弟分ともいわれるボクスターは、実用性と運転の楽しさを両立させ、初代から今日に至るまで大成功を収めてきた。

1996年に登場した初代ボクスター。

一方でTVR、マーコス、ロータスといったブランドは、ボクスターが誕生した1990年代半ばから苦戦を強いられることになった。

スポーツカーを楽しむためには「信頼性」も大切だと、人々は考えはじめたのだ。

AUTOCAR 英国版 編集長 スティーブ・クロプリー

オフィスの最も古株だが好奇心は誰にも負けない。新しく独特なものなら何でも好きだが、特に最近はとてつもなくエコノミカルなクルマが好き。クルマのテクノロジーは、私が長い時間を掛けて蓄積してきた常識をたったの数年で覆してくる。週が変われば、新たな驚きを与えてくれるのだから、1年後なんて全く読めない。だからこそ、いつまでもフレッシュでいられるのだろう。クルマも私も。

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