クルマ漬けの毎日から

2024.06.05

パンデミックが始まってまもない2020年4月、偉大なレーシングドライバーのスターリング・モスが亡くなりました(享年90歳)。今年5月、彼を追悼する礼拝がロンドンのウェストミンスター寺院で行なわれました。

偉大なレーシングドライバー、スターリング・モスの追悼式【クロプリー編集長コラム】

もくじ

2000人参列 ジャッキー・スチュワートも

translation:Kaoru Kojima(小島 薫)

2000人参列 ジャッキー・スチュワートも

2000人の人たちとともに、私は荘厳なウェストミンスター寺院の中にいた。故スターリング・モスの素晴らしい人生を振り返り、追悼する礼拝がロンドンのウェストミンスター寺院で行なわれたのだ。

スターリング・モスはおそらく世界一よく知られたレーシングドライバーであり、また間違いなく最高に素晴らしいレーシングドライバーの1人。

1955年のミッレミリアではメルセデスベンツ 300SLRを走らせ、10時間7分48秒(平均速度157.7km/h)の大会記録で優勝。その300SLRに2015年に再会。

AUTOCARの元取締役でジャーナリストのサイモン・テイラーは、友人だったモスのことを雄弁に語った。また元レーシングドライバーのジャッキー・スチュワートも、いつもの彼らしく手元の原稿なしで、モスが初めて彼のことを友人と呼んだ時の嬉しい思い出を語った。

ウェストミンスター寺院の司祭は熱狂的なクルマ好きというわけではないが、彼の父が愛読していたモータースポーツ雑誌(モスがその表紙)の思い出話をし、モスのことを「高徳で誠実な人だった」と語った。彼の友人もみな、スターリング・モスはまさにそういう人だったと記憶している。

モスの息子、エリオットに会えたことは嬉しい出来事だった。式典後、エリオットは素晴らしい追悼式になったことをとても喜んでいた。彼は父スターリングの有名なハーバート・ジョンソン製のヘルメットをかぶり、父親譲りの笑顔を見せていた。

記事に関わった人々

  • 執筆

    スティーブ・クロプリー

    Steve Cropley

    役職:編集長
    50年にわたりクルマのテストと執筆に携わり、その半分以上の期間を、1895年創刊の世界最古の自動車専門誌AUTOCARの編集長として過ごしてきた。豪州でジャーナリストとしてのキャリアをスタートさせ、英国に移住してからもさまざまな媒体で活動。自身で創刊した自動車雑誌が出版社の目にとまり、AUTOCARと合流することに。コベントリー大学の客員教授や英国自動車博物館の理事も務める。クルマと自動車業界を愛してやまない。
 
 

おすすめ記事