ヒョンデ、いまや北米で累計販売1500万台超え! IONIQ 5が自動車界を揺るがした3つの「価値」とは

公開 : 2023.01.17 18:30

日本でインポートカー・オブ・ザ・イヤーに選ばれた「IONIQ 5」。ただのEVには真似できない、デザイン、走り、ドライバー体験を分析します。

もくじ

インポート・カー・オブ・ザ・イヤー IONIQ 5に
1 圧倒的な存在感 デザインに驚く
2 RWDベースの走り 卓越したAWD
3 やさしさが運転を変える 新体験

インポート・カー・オブ・ザ・イヤー IONIQ 5に

AUTOCAR JAPAN sponsored by Hyundai Mobility Japan

衝撃的だった、2022年2月の「ヒョンデ日本再参入」の発表。

日本導入車種はEV(電気自動車)とFCEV(水素電気自動車)のみ。しかも、販売はすべてオンラインで行うという大胆なビジネス戦略に度肝を抜かれたユーザーも多いはずだ。

日本では以前、「ヒュンダイ」という名称で全国で新車販売されていたが、グローバルで企業とブランドを「ヒョンデ」に統一している。

改めて説明はいらないかもしれないが、「ヒョンデ」はトヨタ、フォルクスワーゲン、ルノー・日産・三菱アライアンスに次ぐ、世界販売台数で世界第4位の巨大自動車グループである。

デトロイト3と呼ばれる、ゼネラルモーターズ、ステランティス、フォードを凌ぐ販売台数規模を誇り、すでに北米市場では累計1500万台以上も売れている※1。グローバル市場ではヒョンデの知名度は高く、また製品に対するユーザーの信頼度も高い。

※1 2022.12.21 HMA(Hyundai Motor America)発表。

「最も優れた輸入車」に選出

自動車業界で今、100年に一度の大変革期と呼ばれているが、ヒョンデも通信によるコネクテッド技術、自動運転技術、シェアリングなどの新サービス、電動化の技術、さらには販売流通でオンライン販売を行うなど、新しい挑戦を進めているところだ。

IONIQ 5の外観は、ジウジアーロが手掛けた1974年のコンセプトモデルをオマージュしている。まずは、そのデザインの魅力を探ってみよう。

そうした中、日本で注目されているのが、2022-2023日本カー・オブ・ザ・イヤーのインポートカー・オブ・ザ・イヤー賞に輝いた「IONIQ 5」だ。

ヒョンデのEV専用ブランド「IONIQ」が初めて世に送り出したモデルである。その魅力を深堀りしてみたい。

記事に関わった人々

  • 執筆

    桃田健史

    Kenji Momota

    過去40数年間の飛行機移動距離はざっと世界150周。量産車の企画/開発/実験/マーケティングなど様々な実務を経験。モータースポーツ領域でもアメリカを拠点に長年活動。昔は愛車のフルサイズピックトラックで1日1600㎞移動は当たり前だったが最近は長距離だと腰が痛く……。将来は80年代に取得した双発飛行機免許使って「空飛ぶクルマ」で移動?
  • 撮影

    山本佳吾

    Keigo Yamamoto

    1975年大阪生まれ。阪神タイガースと鉄道とラリーが大好物。ちょっとだけ長い大学生活を経てフリーターに。日本初開催のWRC観戦をきっかけにカメラマンとなる。ここ数年はERCや欧州の国内選手権にまで手を出してしまい収拾がつかない模様。ラリー取材ついでの海外乗り鉄旅がもっぱらの楽しみ。格安航空券を見つけることが得意だが飛行機は苦手。

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