Cal’s Motor始動 「ソノバ」の本気度がすごい! まさかのスチールプレスで

公開 : 2024.01.11 18:45  更新 : 2024.01.11 20:30

アルパインスタイルが「キャルズモーター」を始動。ここでは新型車の「ソノバ」をご紹介しましょう。わざわざ金型を作り込みに注目です。

キャルズモーター 全5車種でスタート

カーAV機器でおなじみのアルパインが展開するカーカスタマイズブランドが「アルパインスタイル」だ。

全国に直営店6店舗を展開しており、プロの手によって完璧に仕上げたコンプリートの新車を購入できる。

ソノバ・ワゴン(2WD 3列7人乗り)
ソノバ・ワゴン(2WD 3列7人乗り)    宮澤佳久

しかも組み込まれているパーツのほとんどは、他では手に入らないアルパインスタイルのオリジナル品。

「他人と同じクルマはイヤだ」「自分らしい個性をアピールしたい」という人に高い人気を誇っている。

そして東京オートサロン2024でお披露目される新モデルの1台が「ソノバ(Sonova)」だ。

今回から「Cal’s Motor(キャルズモーター)」というニューブランドが新たに立ち上げられ、これまでのカリカ、ハバナ、それに同じく新モデルのベアス/ベアス+が加わり、計5車種を販売していく。

ここでは、ミニバンの「ソノバ」をチェックしていこう。

え!? フェンダー、鉄板なんだ!

「ソノバ」は他のCal’s Motorのラインナップと同じく角型ヘッドライトとメッキグリル、メッキバンパーを備えたスタイルを持つ。

逆スラントしたノーズもこのブランドのアイデンティティだ。

ソノバ・ワゴン(2WD 3列7人乗り)
ソノバ・ワゴン(2WD 3列7人乗り)    宮澤佳久

フロントまわりは単にパーツを追加したというのではなくフェンダーやボンネットまでそっくり作り変えており、ベース車を言い当てるのが難しいほどの変貌ぶり。

じつはこのフロントフェンダー、わざわざ金型を起こしてスチールプレスしたものなのだ。

一般的なカスタマイズカーでは、ベース車から変更するオリジナルデザインの外装は樹脂で作っている。

しかし「ソノバ」ではスチール製フェンダーにしたことで、プレスラインがくっきりと出ていて美しいし、高級感さえ感じる。

よく見ると、ベース車のプレスラインがそのまま伸びてきたように造形されており、フロントのスタイリングに深みが加わった。

Cal’s Motorがクルマ造りにかける本気度がよく伝わるトピックだろう。

デザインのこだわり 細部までチェック

フロントの前端は、上部が前方にせり出た逆スラント形状の中に角型ヘッドライトが縦に2つ並べられており個性抜群。

80年代のアメリカ製ミニバンを彷彿させる。

ソノバ・ワゴン(2WD 3列7人乗り)
ソノバ・ワゴン(2WD 3列7人乗り)    宮澤佳久

ヘッドライト、ポジションランプ、ウインカー光源にはLEDを使用した。

リアはバンパー、エンブレム、ガーニッシュ、テールランプなどメッキが多いもののスッキリまとまっている印象だ。

ホイールはメッキ仕上げのディッシュタイプで、サイドウォールが白く塗られたホワイトリボンタイヤが組み合わされる。

記事に関わった人々

  • 執筆

    浜先秀彰

    Hideaki Hamasaki

    千代田工科芸術専門学校写真科を卒業後、自動車専門誌編集部スタッフを経て、フリーランスライターとして独立。現在は執筆、編集、撮影を一人で行うことも多い。カーナビやドラレコのレポートを得意とするが、守備範囲はカスタムパーツや洗車ケミカル、車内小物までを含むカー用品全般となる。YouTube「カーグッズチャンネル」を2021年より運営。
  • 撮影

    宮澤佳久

    Yoshihisa Miyazawa

    1963年生まれ。日大芸術学部写真学科を卒業後、スタジオ、個人写真家の助手を経て、1989年に独立。人物撮影を中心に、雑誌/広告/カタログ/ウェブ媒体などで撮影。大のクルマ好きでありながら、仕事柄、荷物が多く積める実用車ばかり乗り継いできた。遅咲きデビューの自動車専門誌。多様な被写体を撮ってきた経験を活かしつつ、老体に鞭を打ち日々奮闘中。
  • 編集

    徳永徹

    Tetsu Tokunaga

    1975年生まれ。2013年にCLASSIC & SPORTS CAR日本版創刊号の製作に関わったあと、AUTOCAR JAPAN編集部に加わる。クルマ遊びは、新車購入よりも、格安中古車を手に入れ、パテ盛り、コンパウンド磨きで仕上げるのがモットー。ただし不器用。

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