30後期アルファードの悩み 純正ディスプレイオーディオを、アルパイン・ビッグX11に

公開 : 2023.12.13 12:16  更新 : 2024.01.11 13:16

30系アルファード(後期型)の悩み…。純正DAを、市販の大画面カーナビに交換したい。アルパイン「ビッグX11」のアップグレード版とは?

先代アルヴェルに、大画面ナビを

アルパインから“車種専用設計”により開発された3モデルがリリースされ、プレス向け発表会で実際に触れることができた。今回は各モデルの興味深いポイントを詳しく紹介しよう。

アルパインの車種専用11型大画面カーナビ「ビッグX11」の進化版ともいえる「ビッグX11アップグレード」が新登場。

先代型アルファード/ヴェルファイア用「ビッグX11アップグレード」。11型大画面ながらも純正品と同等レベルの美しく自然なインストールを実現する。
先代型アルファードヴェルファイア用「ビッグX11アップグレード」。11型大画面ながらも純正品と同等レベルの美しく自然なインストールを実現する。    浜先秀彰

ラインナップされるのは先代型アルファード/ヴェルファイア用だ。

純正ディスプレイオーディオ装着車専用モデル(2019年12月~2023年6月)と、オーディオレス仕様車専用モデル(2015年1月~2019年12月)があり、それぞれにDVD/CD/SDメカ搭載(地図更新3年3回無料権付帯)タイプとDVD/CD/SDメカ非搭載(地図更新3年目1回無料権付帯)タイプがある。

発売はDVD/CD/SDメカ搭載タイプが2024年1月中旬、DVD/CD/SDメカ非搭載タイプが2024年春の予定だ。

アルファード/ヴェルファイアは2019年のマイナーチェンジを境にディスプレイオーディオが標準装着となり、基本的には市販カーナビへの交換ができなくなった。

東海理化と開発 アップグレード版とは?

だが今回のモデルでは同社の直営ショップであるアルパインスタイルが得たノウハウをもとに、純正ディスプレイオーディオとビッグX11の“交換装着”を実現。

多くの後期型アルファード/ヴェルファイアユーザーが求めていたアルパインならではの高機能を手に入れられるようになったわけだ。

タッチパネル上でオートエアコンをコントロール。地図画面にはエアコン情報の割り込み表示もできる。
タッチパネル上でオートエアコンをコントロール。地図画面にはエアコン情報の割り込み表示もできる。    浜先秀彰

そして通常のビッグX11にはない“アップグレード”だけの機能として、東海理化との共同開発による国内市販初の「車両コントロール機能」を搭載。

タッチパネル上で純正機能であるオートエアコンの動作設定&画面表示を行えるうえ、スライドドア、バックドア、リアルーフなどの開閉操作も可能としている。

さらにドライバーごとに好みの設定を反映できる「パーソナライズ設定」を備え、シートポジションやブレーキホールド、エコモード、ストップ&スタートキャンセルを一括で変更できる。

三菱デリカミニ専用のビッグX

また、アルパインの車種専用大画面ナビ「ビッグX」にデリカミニ専用モデルがラインナップ。2024年1月の発売を予定している。

いちばんの注目はデリカミニの特徴的なフロント形状とカラーリングをイメージしたフロントパネルのデザイン。

デリカミニ専用の「ビッグX」は、大きくて高精細な10型WXGAディスプレイを搭載。アルパイン独自の高機能を数多く備える。
デリカミニ専用の「ビッグX」は、大きくて高精細な10型WXGAディスプレイを搭載。アルパイン独自の高機能を数多く備える。    浜先秀彰

同社のデリカD:5専用モデルともよく似ている。純正ナビよりもひと回り大きいうえに高精細な10型WXGAディスプレイを搭載し、DVD/CDの再生や「ワイヤレスCarPlay」の利用もできる。

純正マルチアラウンドモニターの映像表示にも対応する。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    浜先秀彰

    Hideaki Hamasaki

    千代田工科芸術専門学校写真科を卒業後、自動車専門誌編集部スタッフを経て、フリーランスライターとして独立。現在は執筆、編集、撮影を一人で行うことも多い。カーナビやドラレコのレポートを得意とするが、守備範囲はカスタムパーツや洗車ケミカル、車内小物までを含むカー用品全般となる。YouTube「カーグッズチャンネル」を2021年より運営。
  • 編集

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    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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